着てみたい制服は? | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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着てみたい制服は? ブログネタ:着てみたい制服は? 参加中
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制服きらいです。

もちろん、いまも幸楽苑のユニフォームを着ているし、
勤め人人生もトータルで20年ほどですが、その67%ほどは
制服のある職場でした。

お仕着せの制服は、好悪の感情も湧かないね。

こんなもんさと思って、黙って着てきました。

幸楽苑の制服は、洗濯機で洗えて、
すぐ乾くのが気に入っています。

いちばんいやだったのは、前ひだプリーツレース付きの
ピンクのブラウスに千鳥格子のスーツスタイルの制服かな。

メガネ屋時代の制服のひとつ。

そのうち、自分で好きな色やスタイルを選べるようになったんですが、
結局無難な紺を選んだ私でした。他の人は、ローズピンクとかパステルグリーン、
イエローなんかだったな。

やっぱり無難路線を選んじゃうな。

たぶん、その根っこは中学・高校時代の制服と私の
関わりにあるのかも。


中学・高校と公立の市内の学校でしたが、

いずれも、あまりステキとは言えない制服だったようで、

ふつーの紺サージなんですが、特に高校時代の制服は
女生徒に不人気でした。


戦後すぐからデザインが変わってないんじゃないか、
ってくらい、誰がきても、ずんどうで太って見えるデザインで。

シルエットがぶくぶくしたブレザーに、
ずどんとしたラインのジャンパースカートだったかな。

それに、中途半端な袖たけの白いブラウス。

私なんか、並はずれて腕が長いから、5分袖くらいになって、
ボタンを止められない(笑)。

いやほんとに。


女子はそんな野暮ったい上にも野暮ったい制服でしたが、
男子は、弊衣破帽のバンカラスタイルが人気でした。

公立高校だから、ふつーの詰襟の制服なんですが、
それをわざとみたいに、ボロボロにして着るわけだ。

特に応援団の弊衣破帽は凄かった。

襤褸(らんる)と書いて、ボロとルビを振っていることがあるが、
まさにそんななんだ。

あれにはあこがれた。


応援団のリーダーに憧れる同級生の女の子は多かったが、
私はむしろ、彼らの襤褸をまとって、下駄を鳴らしてあるく、
そのスタイルにあこがれていた。


じつは私自身はひそかに、女だがバンカラを目指していたんである。

バンカラは、弊衣破帽。
学業はどうでも、志は高く。

教科書は忘れても、学生カバンに岩波の白帯。


…いまは赤帯・青帯なんて言わないか。赤は翻訳小説、青が日本文学、
黄色が古典文学、白が哲学書…だったなあ。

岩波文庫や岩波新書とバンカラは切っても切れないものだと思っていた。


アクセサリー感覚の読書。だったかもしんない。


お手本は特になくて、ただ、野暮ったい制服を嘆く女子であるより、

バンカラ女子学生でありたい、と思っていたわけだ。


男になりたいと思ったことは一度もなくて、

凛々しい女になりたいとつねに思っていただけですが。


というわけで、来てみたい制服は、弊衣破帽のバンカラ学生服。

下駄と肩掛けカバンも必須アイテム。



押忍!


みなさんの着てみたい(着てみたかった)制服は?