今、あさごはんのフランスパン、チーズのっけを
食べて、食物繊維がたりないのう、と、グレープフルーツを
食べたんですが。
フルーツって、私は「フルイト」とか言ってスペルを
覚えたなあ。いまだに「フルイト」と、頭の中で変換
してしまうのは、私だけでしょうか。
小川洋子さんの初期の作品に、
グレープフルーツジャムを妊娠している
姉に薦める、妹の秘かな悪意について描かれた
「妊娠カレンダー」がありますが、
と、書きかけて、こないだの男子中学生たちの、
「流産させる会」をふと思い出してしまって、
厭な気持になった私です。
腐敗した煮豆の臭いを嗅いだみたいな不快な気持ち。
あれを肯定的に、というか、そんなに目くじら立てなくても、
とか言うコメンテーターの男性がいて、はあ?って
思いました。やったこと自体はそれほど大したことじゃなくても、
ネーミングが烈しくイヤでした。
グレープフルーツのジャムって、食べたことはないんですが、
小説は非常に繊細で初々しく、数度読み返したなあ。
『博士の愛した数式』も面白かったですが、
『妊娠カレンダー』など、初期の作品も私はけっこう好きでした。