最近頓にけなげな息子。
母の帽子を「愛くるしい」と褒めたり、
リンゴの皮を剥いているところに、ぬいぐるみの
蛇を連れてきて、
「ほら、お母さんてナイフ遣いの名人だね!」と
盛り上げてくれたりする。
でもその五分後に母を激怒させるいたずらを
しでかすわけなんだが。
で、その息子が最近、勉強に目覚めているようです。
さすが新一年生。
今日の質問。
「お母さん、ぼく読めないカタカナがあるんだよ」
といって、「ヨ」をふたつ書く。
「こっちはヨなんだよねー、こっちのヨに似ているのが
なんて読むか分からないんだよー」
「あー、これは『よ』でしょ。おはよーの、よ」
と教えたら、
「『ヨ』じゃなくて、ここがもっと伸びているでしょ」
と、自分の書いた、どうみても「ヨ」を指差してもどかしそうに
している…んー。なんだろう、何が言いたいんだろう。
あ!
「ヲ」だ!
「それはねー『ヲ』だよ。」
「オは違うでしょー」
「そのオじゃなくて、ええと、『テレビを見る』の『を』でね…」
理解できたかどうかわからないけど、一応納得させました。
「ヨ」と「ヲ」を混同するなんて、私はなかったなあ。
不器用だから、「あ」の、「十」と「の」の合体!が
なかなかできなかったのを憶えているけど。
しかし、そんな質問をするようになったのかー。
けなげな息子の話でした。