中学生になったら、勉強するようになった菅たんでした。
小学校時代の基礎がまるっきりない状態からのスタートだ。
英語と算数以外は、土台がないところに、なにかを積み上げては
崩れ去る状態。ヤバイじゃないか。
英語だってね、それまで、「暗記」「記憶」というものをやってこなかった
脳みそにはきつかったですよ。そういうシステムが整ってないんだから。
小学校の時にさんざんやらされる「ドリル」や「漢字練習」みたいな、
単調な勉強は、あれは、賢い脳のシステムづくりなんですと。
なにごとも意味があるわけですなあ。
というわけで、中学一年生の私が飛び付いたのは、
「睡眠学習枕」
ええ、一括で買ったんです。
当時は珍しいオートリバースの録音テープがついていまして、
これに覚えたい英単語や歴史の年号、公式などを吹き込むという
寸法だ。…でも、吹き込んでいる時点ですでにけっこう覚えるんですが。
さらに実際に買った人にしかわからない事実ですが、
これに自律神経のトレーニングみたいなテープがついていました。
お聞きになったことがあるかもしれませんが、
「あなたの右手は温かく重くなってきた…」
みたいな調子で、右の各パーツ、左の各パーツが温まり、
脳みその調子もよくなり、心地よく眠りにつけるというテープ。
最初の一週間は毎日これを聞かなきゃならない。
一週間連続ができなかったら、一からやり直しだ。
なんでだ!なんのためにだ!
早く記憶の達人になりたいのに、これかい!
というあたりですでにして、この「睡眠学習枕」は
失敗だと自分でも気づいていました(笑)。
だれかお仲間はいませんか?
この通信販売の思い出はまだまだあるんですが、
書いてもいいですか?