ってなんか、アニメのタイトルみたいですが。
ピコたまさんのコメントを見ておもいだしましたが、
夢野久作といえば、『少女地獄』が好きでした。『ドグラ・マグラ』は一回読んだきりで、
読み返していないところをみると、たぶん、好きじゃないんだと思う。
若いころは見栄で一度しか読んだことのない本についても、「あ、それ読みましたよ」とか
口にしていたけど、年を取ってすべてにしんどくなってくると、読み返したことのない本は、
結局、私にとって縁なき衆生なんだと思うわけです。
嘘つきの美少女が出てきて、その嘘がどこからどこまでが嘘か分からなくなってしまう
感じが、桐野夏生や岩井志麻子の、いくつかの小説を思わせる…って逆か。
夢野久作の作品は、あれから、映画になったり、再評価されたりしていますが、
個人的にはひっそりとマニアックに楽しみたい感じです。
なぜか私の中では、唐十郎とかぶっている。なぜだ。