蒲の穂を華道教室に売ったら?
という発想は母のものでした。
私が毎週蒲の穂を抱えて(もちろん
18冊の本も。こんなんやって、
腕力がついたわけよ)
帰って来るもんだから、
家中の花瓶に活けるにも限界がきて、
ならいっそお花の教室に売ったら?
と思いついたらしい。
で、電話したのは4年生の私ですよ。
電話帳で市内の華道教室を調べたわけだ。
でも、華道に遣うのは、円い蒲の穂なんですって。
秋田きりたんぽ風のやつは華材にはならない、
そう丁寧に話してくれたお花の先生は、
いい人だったなあ。45歳の今しみじみ思う。