お正月の仕度 4 黒豆 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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菅たんの実家では、お節料理を重箱につめて、というのは、2,3回

しかやったことがなかったなー。


テレビドラマやアニメ、マンガなんかで、きれいに盛り付けられたお節を見ると、

ふつーの家はきっとこうなんだ、うちはふつーじゃないんだーと焦ったものです。

ほんとに子どもって、何に傷つくかわからないですよね。


うちのぼんずは「あたしンち」が基準みたいで、ゆずぴとおんなしなら、安泰だと

思っているようです。ああ基準が「あたしンち」でよかった。「サザエさん」はけっこう、

ハードルが高いぞ。


お節、というものは作らないけど、いくつかの正月料理はありました。

毎年作るのは、まず、黒豆。


これは、地方や家によって、いろいろな煮方があるみたいで。

うちは、わりあい、固めで水あめをいれて照りをだしていたような気がします。

黒豆を煮たときの、きれいな濃い紫色の汁が私は好きだったので、

母は、汁も多めに残して仕上げていたような気がする。それとも、もともと、

汁を多めに煮ていたから、汁を飲むのが好きだったのかしら。


アントシアニン。目に良いらしいですね。ふだん、ブルーベリーヨーグルトを食べて

いらっしゃる方も、お正月は黒豆の煮汁を飲みましょう。甘すぎますけどね(笑)。


そんでね。

「皺は寄っても、まめなように」という意味で、黒豆に皺をよせて煮あげるんですって。

大阪の船場では。船場の習いなのか、田辺聖子さんのおうちがそうだったのか、

『姥ざかり』で、主人公の歌子さんがそう言ってました。


うちは、皺のないつるんつるんの煮豆だったので、けっこうショッキング。高校時代に読んだんですが、

そのころって、人と違うことに敏感だから、うちはやっぱり変だったんだーと、落ち込んでました。

おうちによって、いろいろだと気づくまで、「黒豆は皺が寄るんだ」と思い込んでましたよ。


去年作った黒豆は、醤油を隠し味に使ってみました。

やっぱり、甘さに噎せながら、紫色の煮汁をのみました。


そう言えば、母は「喉にいいのよー」と言ってましたが、

子どもの頃から低い声だった私は、ソプラノになるのかと

思ってせっせと飲んでいたんでした。いま、思い出したけど。


喉にいいって、声帯にいい、という意味じゃなくて、

風邪予防とか、咳止めって意味だったのかなあ。


みなさんのおうちの黒豆は、皺あり? 皺なし?