魔女のものがたり  7 永遠の出口 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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一人の少女の成長を描いた短編集。森絵都 集英社


「黒い魔法とコッペパン」は、小学校時代の教室の魔女との戦い。

以前、「女王の教室」はこの短篇を元にしている、と、
ちょっと騒がれたことがありましたね。


私はもともと森絵都さんの『ダイブ!』が好きだったので、
大人向けの小説のコーナーにあったこの本も、
ではどれ、と、読みました。


テレビドラマの「女王の教室」は、爽快感がありましたが、
現実は、こちらの短篇に近いものですよね。
小学校時代の担任のひいきは、ほんとうにつらい。
教室が重苦しくなるんだ。ひいき組とアンチひいき組の対立。
おーやだやだ。


ひいきされる方もつらかったのでしょうか。


岩下志摩が、なにしろあの美貌だから、小学校時代に、
担任の若い男性教師に懸想されて、それはもう。
で、同級生達から徹底的にやれれるわけだ。
傷を残さない、痛めつけ方で。


休み時間になると、彼女の周りを取り囲んで、
「しーま、しんじゃえ、しーま、しんじゃえ」
の大合唱。志摩ちゃんは担任にひいきをやめてくれ、
と、訴えて、今度は担任から徹底して無視されたそうです


志摩ちゃん、つらかったね。
「瀬戸内少年野球団」の、あのしどけない格好でやけ酒をあおる、
床屋のおかみさん役、けっこう好きだったな。