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会話していて、シーン。
良く知られていることだけれども、英語圏では、
「天使が通った」とか言って、場を繕うらしいです。
どんな天使じゃ。
まあねえ、会話していてシーン、が、いい方向に作用する場合も、
ありますよね。恋人同士とか、恋人未満とか。
でも、知り合って間もない人同士だったら。
私は後で自己嫌悪に陥るのが分かっていても、
なんとか話題をひねり出してしまうタイプですね。
「ご兄弟は?」
「血液型は?」
「ご出身は? そうですかー。○○県といえば、△△の名産地ですよねー」
「寒くないですか? 設定温度あげますか(と、立ちあがってエアコンを操作する)」
「これ、美味しいですよ(茶菓をすすめてみる)」
……私、ほんとーは内気で、自分から話しかけるのは苦手なんですが。
でも相手に気を遣わせるのも悪いし、ここはひとつ私が!
というなんだろ、自己犠牲の精神なんだが。
そういう、血のにじむような気持ちで話しかけた相手に、
「私、血液型って、信じないのよね」
と、ツーンって感じにやられると、
なんかもう、どうでもいいやって、思ってしまうよ。
興味なくてもあるようなふりで聞くのが、大人の作法ですよ。
シーンとしても、おたがいに沈黙が苦にならないような、
そんな人間関係に憧れますなあ。
みなさんは、会話中の沈黙、どうしていますか?