せいたろうさん、いかりやさんのCMって、こちらの画でしたか?
いかりや長介さん自身もお気に入りで、
葬儀には、この写真を大きくして、祭壇に飾られたとか。
息子さんの浩一さんの本で意外だったのは、
あの豪放磊落に見えるいかりやさんが、
頭が薄くなりはじめた頃、けっこう気にしてたそうです。
それが、ある時から開き直った。
そうしたら、不思議なもので、役者としても一回り大きくなり、
むしろ渋い味のある顔になっていったと。
『だめだこりゃ』より、
「ドリフターという言葉を英語の辞書でひけば、流れ者とか漂流物と書いてある。私たちら名前通り、漂流物のように潮の流れるままに流されてきたのだとおもう。」
そして、
「こんな人生があってもいいのだろう。」
渋い。
カッコイイ。
最近、頭が薄い役者さんが、光ってる気がする。
悩みを突き抜けた清々しさが、人を大きく魅力的にするのかなあ。