中学から高校の頃って、少女趣味の子がいませんでしたか。
いまだったら、ゴスロリとか、ロリータとか。
まあ、私もそんなようなもので。
綺麗なお洋服、じゃなくて、
綺麗な漢字に夢中になったんですね
薔薇、檸檬、翡翠、嫩い、鶺鴒、鸚鵡、
莞爾、仏蘭西、瑠璃、瑪瑙……
服にも宝石にも興味はないが、きれいな漢字をおぼえて、
それを書くのが好きだった。
きれいなハンカチやリボンを集めるのとおんなしですね。
画数の多い漢字の方が、憶えやすいことに気づいたのも、
この頃でした。
でもまあ、相変わらず、学校の漢字テストは苦手でしたが。
苦手であっても、いつのまにやら、
漢字を憶えるのは楽しーなー、と
思うようになっていました(つづく)。