中居君のあの目は、
演技者として大いなる武器の一つ、
と思わせる場面がありました。
暗がりのなかに、あの強い光を宿した目が、
こちらを射るように迫ってきます。
そこから、ラストシーンまで、
私が祈っていたことは、ただ一つでした。
ラストシーンについては、
映画をご覧になっていない方のために、
口を噤んでおくべきでしょうね。
でも。
この映画を見たあとの気持ちは、
清々しく、爽やかなものです!
戦争映画かあー、暗いんだろうなーと思っている人もおいでかと思いますが、
(いや、私がそういう偏見を持っていたんですが)
映画らしい映画を見たなあという満足感と、
戦争の酷さに思いを寄せるのは、
同じことではないはずで。