私は貝になりたい その1 中居君と大西さん | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee


とうとう。


観てきました。


中居君がもう言いつくせないくらい、よかった。

映画全体も、一つのカットも見逃せないほど、完成度が高くて。


さて。


役者にも、役名で呼ばれる人と、

芸名で呼ばれる人がいると思うんですが。


「B級戦犯」として、中居君が収容された一日目。

自分の身に起きたことが信じらず、茫然としたまま、

独房に入れられた中居君を待っていたのは、


オオニシと呼ばれる、一人の青年。


とっさには誰か分からないほど、

彼はタレントとしての個性を消し去っていました。

声も、動きも、大西さんという人がそこにいるとしか思えないほどに。


草彅剛さん、でした。


中居君にブリキのコップに入った水を差しだして、

幽かに微笑みます。能の面のような、幽かな笑みです。


聖書を片時も離さないこの青年が、絞首刑の宣告を受けた朝、

房を後にする彼に、他の房から

「大西さん、大西さん」

「大西さん、大西さん」と、彼を呼ぶ声が響き渡ります。


寡黙で穏やかな大西さんは、それほど皆から慕われていたのでした。


中居さんとの独房(もともとは独房なのですが、自殺を防ぐために二人はいっています)

でのシーンは、まるで二人芝居の舞台をみているようだった。


「中井君」であることと、「清水豊松」を矛盾させずに演じる、


中居君と、とても対照的だと思いました。



ところで、私って、草彅さんに似てますか。