東日本大震災後の福島の
「現在(いま)」を毎年撮り続け、
そして毎年最新版を公開し続けてきた
記録映画
『1/10 Fukushimaをきいてみる』
の最終版が、
年明け1月1日〜7日の
一週間限定で、WEBで
無料公開されることになりました！
この映画は、
映画監督の古波津陽さんと
女優の佐藤みゆきさんが
「福島を知るために、現地の人に
震災後の現在を語ってもらい、
毎年1本ずつ、10年かけて
10本の記録映画を作ろう」
と決心して、
様々な権力や思惑の影響を
一切排除するために
スポンサーをつけずに、
手弁当と募金だけで
製作と上映を続けてきた、
世界でも稀に見る作品です。
監督自身の思惑すら
加えないために、
演出を一切排除して
「聞いたことを伝える」
に専念していることも、
そして福島県田村市出身の
女優・佐藤みゆきさんが
演技を一切せずに
聞き手役に徹していることも、
この映画の大きな特徴です。
僕は、東京から東北まで
2011年に600km
2012年に1,000km
2014年に860km
を自転車で駆け巡りながら
震災後の東北の「現在(いま)」を
SNSで発信するという、
かなり特殊な復興支援を
やっていたご縁もあり、
この記録映画
『1/10 Fukushimaをきいてみる』
を、1本目から毎年、
全て観てきました。
この映画は毎年、
出来たてほやほやの状態で年末に
新宿のサンモールスタジオで
無料公開されるのが恒例で、
僕は昨日に観に行ってきました。
上映後のアフタートークでは、
佐藤みゆきさんのご両親が
福島県田村町から上京して登壇。
ちなみにご両親は
1本目から10本目までの全てに
語り手として登場しています。
1本目から10本目まで毎年、
年末の二日間の上映会のために
劇場を無償提供してくださった、
サンモールスタジオの代表、
佐山泰三さんも
アフタートークに登壇。
あれから12年以上の
月日が経ち、
見た目としては
完了したようにも見える
津波被害からの復興と、
完了するまで
100年くらいかかりそうな
原発事故からの復興の狭間で、
現在も困難を抱え続けている
福島のこれからについて、
そして同じ国で生きている
僕たち日本人の在り方について、
深く考えさせられる内容でした。
この12年以上の間に、
全国各地で地震や台風などの
災害被害が起きて、
福島の被害が
風化した感がありますが、
特殊な事情を抱えた
日本で唯一の県だからこそ、
日本が、そして世界が、
福島から学べることは
数多く存在します。
この記録映画は、
その学びのキッカケを与えてくれる、
とても貴重な作品です。
観ていただいた上で
感じ取っていただきたいので
詳しく書きませんが、
困難を乗り越えてきた
原動力は一体何なのか、
そして、
困難を乗り越えようという
強い意志を持つ以前に、何度も
心が折れそうになったはずなのに
心が折れることなく
己を支えてくれたものは
一体何なのかが、
映画の全編を通して
紡がれています。
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そして年明けの一週間の
善きタイミングで、
この記録映画
『1/10 Fukushimaをきいてみる』
をご鑑賞ください。
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良いお年を！
ストレス無縁の人生をあなたへ
小山 勇（こやまいさむ）