医学部受験9浪の末に | 不登校その後、今は大学生

不登校その後、今は大学生

中学の頃から五月雨登校。
高校も転校できないまま何度も危機を乗り越えてギリギリ卒業。一浪の末に大学生になった子供の話です。
過去を振り返って書いています。共感してもらえるといいなと願いながら・・・

のりです、こんにちは。



ネットの記事で読んで以来、

気になっていたこちらの本を読みました。






「娘に医者になってもらいたい」

という希望を実現させるために

国立医学部の受験を強いて9浪させた挙句、

医学科合格が叶わず、

妥協で看護学科への進学を許すものの

看護師としての就職を妨害し、

娘が希望しない助産師になることを強要し

最後に娘に殺害された事件のノンフィクションルポです。






いや、読み終わって吐き気がしました。



殺人犯である娘さんに同情してしまいました。



この母親は自分だけを愛していたのでしょうか。



過干渉などと言う生易しい言葉では到底追いつかないほどの束縛。


娘さんが気の毒でしかありませんでした。



同時に、30歳を超えるまでの長きに渡り、

他に助けを求めることができなかったのが

残念でなりません。



一種のマインドコントロールですね。




殺されて当然の人間などいませんが、



ここまでくると、



相手を殺すか、自分が死ぬか



そんな究極の2択しかなかったんだろうな

と感じました。





時々出てくる



「約束したのに、おまえが約束を守らない」



と言うセリフ




それは約束ではなく、

親の思いを強制しているだけなんだよね



程度こそ違えど、私も過去に何度も同様のことをしていました。



心が痛みました。




ぜひ読んでみてください