のりです、こんにちは。
ネットの記事で読んで以来、
気になっていたこちらの本を読みました。
「娘に医者になってもらいたい」
という希望を実現させるために
国立医学部の受験を強いて9浪させた挙句、
医学科合格が叶わず、
妥協で看護学科への進学を許すものの
看護師としての就職を妨害し、
娘が希望しない助産師になることを強要し
最後に娘に殺害された事件のノンフィクションルポです。
いや、読み終わって吐き気がしました。
殺人犯である娘さんに同情してしまいました。
この母親は自分だけを愛していたのでしょうか。
過干渉などと言う生易しい言葉では到底追いつかないほどの束縛。
娘さんが気の毒でしかありませんでした。
同時に、30歳を超えるまでの長きに渡り、
他に助けを求めることができなかったのが
残念でなりません。
一種のマインドコントロールですね。
殺されて当然の人間などいませんが、
ここまでくると、
相手を殺すか、自分が死ぬか
そんな究極の2択しかなかったんだろうな
と感じました。
時々出てくる
「約束したのに、おまえが約束を守らない」
と言うセリフ
それは約束ではなく、
親の思いを強制しているだけなんだよね
程度こそ違えど、私も過去に何度も同様のことをしていました。
心が痛みました。
ぜひ読んでみてください