職業体験 | 不登校その後、今は大学生

不登校その後、今は大学生

中学の頃から五月雨登校。
高校も転校できないまま何度も危機を乗り越えてギリギリ卒業。一浪の末に大学生になった子供の話です。
過去を振り返って書いています。共感してもらえるといいなと願いながら・・・

話は前後しますが、中2の2学期の終わり頃

職業体験がありました。



当時、学校にほとんど行っていなかったため、誰がどの業種に体験に行くかをクラスで決める時にも息子はそこにいませんでした。




担任の先生が気を利かせて


祭り関係の宮大工の工場はどうや?


と事前に聞いてくれ、工務店にエントリーしてくださいました。

仲が良い子も一緒でした。




体験は1日だけでしたが、

事前の訪問にも参加し、

当日をとても楽しみにしていました。



なのに、当日は朝から休むと言い出し、

一筋縄ではいかない始まりでしたが、

何とか1日無事に体験させていただくことができました。




宮大工の工務店さんなので、

彫刻刀で彫り物の体験をさせてもらったり、

木を切ったり掃除をしたり。


めっちゃ楽しかった


と、生き生きして帰ってきました。

朝はあんなに憂鬱そうだったのに。





社長は当時40歳半ば。

私と同年代でした。





夕食の時に息子が

社長がしてくれた話を教えてくれました。





社長は中卒。

中学の時にグレていたこと。

高校なんか行く意味ないと思って高校には行かなかったこと。

大人になってからも学歴や教養がなく悔しい思いをしたことがたくさんあったこと。

こんな生活をしていてはダメだと思い、手に職をつけようと宮大工に弟子入りしたこと。

親方に怒鳴られても怒鳴られても、辞めずに頑張って、この世界では誰にも負けないようにと一生懸命努力したこと。

自分の力だけで独立し、今は沢山の従業員の方々に助けてもらいながら頑張っていること。

でも、高校へは行っておいたらよかったと今でも思っていること。




などを聞いたようでした。





そして、




もし宮大工がやりたかったらいつでもウチに修行に来てください。

でも、まずは高校は卒業した方がいいです。

そのためにはぜひ勉強を頑張ってください。




と言われたようでした。

おそらく、息子を含め来ている全員が

高校に行かなさそうな雰囲気だったんだと思います。





俺はあの工場に修行に行きたい。そのためにまずは高校に行かなあかんねん。




と言っていました。

そして、



あの人は中卒でも社長になれたんやで!すごいやろ?




と、興奮気味に話してくれたのを覚えています。




私は



この子は勉強も出来ないし、人付き合いも苦手だし、手に職をつける方がいいのかもしれないな



とその時、真剣に考えていました。




読んでいただきありがとうございました。

では、また