20231224_窓ぎわのトットちゃん | Hon Taku の With My Soul

Hon Taku の With My Soul

「感想記録用ブログ」
ときがながれてのこるものはめにみえないものだけ

黒柳徹子さんの幼少期の話で世界中で親しまれている物語。

 

Wikipediaによると、

日本国内での累計発行部数は800万部を突破し「戦後最大のベストセラー」と称される。

世界35ヶ国で翻訳され、2023年9月末時点での全世界累計発行部数2511万3862部

を記録対象とし「最も多く発行された単一著者による自叙伝」として

ギネス世界記録の認定を受けた。

 

とのこと、ばけもの自叙伝やんか。

 

黒柳徹子さん自身も、

私にとっては「世界ふしぎ発見!」や「徹子の部屋」のご機嫌おばあちゃん

というイメージしかありませんが、

 

Wikipediaによると、

日本でテレビの放送を開始した初日からテレビ出演を続ける(1953年2月1日)、

日本史上最初のテレビ女優である。冠番組の『徹子の部屋』では、

同一司会者によるトーク番組の最多放送世界記録保持者として記録更新中である。

また、長年ユニセフ親善大使を務めていることで知られる。

 

いやはや凄い人である。御年90歳ということで、

来年3月の「世界ふしぎ発見!」ラストランまで、

それ以降もお元気で頑張ってほしいと思います。

 

 

私自身は本は読んだことなかったです。

特に観る映画リストにも入ってなかったのですが、

twitter等で評価が良かったので観に行ってみることにしました。


黒柳徹子という名前は出てきますが、

基本的にはトットちゃんの小学校時代の話です。

好奇心旺盛なトットちゃんは 周りとは少し感性が違うために
普通の小学校から追い出されてしまいます。そしてたどり着くのがトモエ学園。
ユニークな校風の学園にトットちゃんは馴染んでいき、

そこでえ色々な友情を育んでいくというストーリーになっています。

 

昭和15年と書いていましたから戦争が始まる少し前。

戦争が始まり世の中が戦争へと向かっていく様子、

子供たちの中にまで戦時中の国民性が植え付けられていく様子が

「この世界の片隅に」のような優しいタッチで、いたって自然に描かれており、

よく考えてみると、それぞれのシーンが戦争を下敷きにしているのだと

気づいたりしました。

 

以前、徹子の部屋でタモリさんが2023年は

「新しい戦前になるんじゃないですかね」という発言がありましたが

世界を見渡すと大きな戦争がいくつも行われている、日本国内も不安定が極まっている、

という年末を迎えます。 

 

最近は「人の揚げ足を取る文化」が根付いてきたように思います。
悪いことをした人は問答無用で叩かれるべき、という考え方が

SNS社会やコロナ禍とともに発達してきたように感じています。

これ、ともすれば戦時中に戦争に批判的な態度をとった人間に対して

「非国民」としてえ吊し上げるのと似ていると思います。

 

そういえば映画館には小さなお子さんからお年寄りまで

幅広い世代が鑑賞に来ていました。
 

映画館で集中して観られて良かったです。