報告その2。宝塚以外の舞台作品です。
20230120 キングアーサー
20230121 ファーストデート
20230219 新・幕末純情伝
20230228 MEAN GIRLS
20230318 マリーキュリー
20230319 ジキル&ハイド
20230320 SPY×FAMILY
20230408 マチルダ
20230415 SPY×FAMILY
20230422 透明人間
20230430 ばってん少女隊「想定の遥かナナメ上」ツアー
20230603 マチルダ
20230613 泣かないで
20230625 新妻聖子20周年記念コンサートツアー
20230709 SUNNY
20230722 ムーランルージュ
20230805 山崎育三郎コンサートツアー2023岡山公演
20230819 家族モドキ
20230820 少女都市からの呼び声
20230909 ハリーポッターと呪いの子
20230917 SHINE SHOW!
20231021 MANA-TRIP
20231022 ウィキッド
20231023 マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜
20231104 シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ
20231105 シスターアクト
20231216 ジョン&ジェン
20231217 ベートーヴェン
宝塚以外の舞台作品は全部で28本。去年が33本でしたから5本減。
コンサート3本、劇団四季1本、アイドルライブ1本を含みます。
作品賞:ウィキッド
2014年7月以来の実に9年ぶり。みんなが待ち望んだ再演でした。
「いま私は生で劇団四季のウィキッドを観ている」という
その実感に押されて、いわゆる「エモい」気分になりました。
改めて舞台作品としての完成度の高さを思い知らされました。
この混乱の時代にあって再演すべき値打ちのある作品でした。
グリンダも運命に翻弄されている、ということを気づかせてくれた
真瀬さんのグリンダ像も大好きでした。
今、私のミュージカル四天王は
マンマミーア、ウィキッド、シスターアクト、マリーアントワネット、
この4作品かな。これら手放しにも他の人におすすめしたいと思う作品です。
ライオンキングとアラジンはディズニーの息がかかっているので
人に勧めやすいですが対象外とします。
最優秀女優賞:花總まり(「ベートーヴェン」のトニ)
いやもう素晴らしいの一言。シングルキャストまじかよと思うほど。
花總さんの柔らかさと可愛らしさが役柄にぴったりでした。
歌唱も日本一クンツェリーヴァイを知り尽くしていると言っても過言ではなく
ストレスフリーに聴くことができました。
日本一のお姫さま女優でありながら
「SUNNY」では等身大のかわいいおばちゃんも演じられる、
エリザベートを卒業されたのは寂しいけど新たなお役も楽しみです。
(マリーアントワネットはちゃんと公言してから卒業してください。)
最優秀男優賞:廣瀬友祐(「シスターアクト」のエディ)
まずは、みりおんおねえさんとの結婚おめでとうございます。
ロックミュージシャンに憧れていて、デロリスに恋心を抱いていて、
というところがが偽りなくナチュラルで想像以上にぴったりのエディでした。
石井一孝さんが一人で引っ張ってこられたエディを引き継いで、
シスターアクトに新しい風を吹かせてくれました。
モダンミリーもまた観に行くと思います。
スタッフ賞:シルベスターリーヴァイ(「ベートーヴェン」)
クンツェリーヴァイでミュージカルファンとして育ってきたところがあるので、
新作であってもメロディーがすっと体に入ってきました。
やっぱりグランドミュージカルの旋律はこうでなくっちゃ。
満を持して観劇できたベートーヴェンでした。
特別賞:朝夏まなと
2021年の一件から一目置いてはいたのですが、
今年、ついに朝夏まなとさんのファンクラブに入りました。MANAMANIAです。
精力的に舞台出演をこなされる姿やカンパニーで明るく振る舞われる姿に惹かれました。
それでいて、「SPYxFAMILY」のシルヴィア、「SHINE SHOW!」鈴本、
「シスターアクト」のデロリス、どれも魅力的で印象的でした。
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今年、やはり特筆すべきはチケット代の高騰について。
来年のムーランルージュは土日公演で18500円するそうです。
一昔前からすると想像を絶するような価格です。
ミュージカルに慣れている人たちや出演俳優を応援している人たちは
少々高くても文句を言いながら惰性で来てくれると思いますが、
なかなか周りの人を誘いづらい価格帯になっています。
チケット代が高騰する以上、ミュージカル業界も今まで以上の
顧客ケアが求められると思います。以下が大きな2つの課題だと思います。
・座席位置を納得した上で購入できるようにする
・客側の体調不良などを考慮したチケットリセールシステム
要は値段相応のものを納得したうえで買わせろということ。
あと、指揮者情報とオーケストラピットの有無は前広に公開しておくこと、
直前になってしれっと変更するような詐欺まがいのことがないように。
その情報も高額のチケットを購入するに至る大事な判断材料なのですから。
来年こそ、制作、俳優、観客、三位一体のより良い舞台芸術文化が
築かれていきますように。
来年もよろしくお願いいたします。