箱根→小田原→熱海→下田→三島→沼津と
ブラタモリに準拠して「伊豆半島ジオパークめぐり」をしましたから、
ブラタモリのまとめと旅行のまとめを一緒くたにします。
我々の旅はまずは腹ごしらえから。
無理やりコインロッカーで荷物を預けたら、駅前の「寿庵」さんへ。
念願の箱根そばを食べられました。名物の「宿場そば」もたくさん乗ってて美味しそうでした。
そして小田原城へ。
この頃はまだ桑子アナ。
小田原城の常盤木門から。
門の周りにあった常緑樹からその名前がついたのだそう。
確かに緑が多く茂ってました。
今回のテーマは「江戸の原点は小田原にあり?」
小田原は神奈川で10番目の人口都市。19万人。
ただし、戦国時代は上杉武田も落とせなかったような北条氏が240万石を治めた大都市であった。
箱根火山が6万6千年前に噴火し、10mの高さの東京軽石層が堆積した。
それが削られて三本の尾根となり、その間に小田原城が建つ。
三方を山に囲まれた鉄壁の構えである。
小田原城は100名城のスタンプを押すのみ。時間の関係で。
音声案内もあります。要チェックポイントでは音声案内を使うと理解がすごく深まります。
早川:箱根から流れてくる川。
ここから取水して、戦国時代からある飲用上水「小田原用水」が完成。
これは日本最古の飲用用水路。これを手本に江戸の玉川上水を作ったとされる。
小田原かまぼこ
タモリさんが行ったのは「山上かまぼこ」
「ぐち」という魚を原料に「つけ包丁」で形を作っていく。
井戸水が海水を含みミネラルが豊富なので、魚の油が落ちて美味しいかまぼこができる
とのこと。
小田原のかまぼこは「鈴廣」というところが幅をきかせていました。
駅前でたくさん試食をしました。やっぱりちくわが美味しいですね。
私は姫路のヤマサ蒲鉾が一番美味しいと思うのですが、どうでしょうか。
かつてはもっと塩分が濃くて飲めるようなものではなかったので、
小田原上水を引いたのですね。
豊臣秀吉の小田原攻め。
に備えて北条氏は小田原の城下町をまるごと包むような「総構え」を築いた。
堀と土塁。山側の総構えは先の尾根を利用して障子堀の水堀。
(兜の触覚が逆でした。ゴメンナサイ。)
この小田原攻めに徳川家康も参加しており、
向後の江戸城外堀のコンセプトにしました。
のみならず、全国の城下町の手本になったと言える。
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ここからはただの旅日記です。
小田原城内にある「二宮神社」へ。
二宮金次郎ゆかりの神社のようです。
今回の主要なチェックポイントは御朱印集めが趣味になった両親が決めていますから、
寺社仏閣巡りの側面もあります。歴史と地理とをまんべんなく学ぶアカデミックツアーです。
と、思いきや、次のチェックポイント、小田原の「ういろう本店」は私です。
ここは「水曜どうでしょう」の日本列島縦断で、カマラマンが二人もいたにもかかわらず、
小田原城が撮れなかったので、嬉野先生が撮ったういろう屋を小田原城と言い張る、
というシーンに登場するういろう屋であります。
でも、ここ、ういろう発祥の「外郎家」のお店だそうで、由緒正しきお店でした。
ういろうを買って食べましたが、ういろうの違いがわかるような男ではありませんので、
甘くて美味しかった、という感想しか書けないのが申し訳ないところ。
以上。ここからは在来線で熱海まで行きます。
「#27_熱海」につづく。