私は普段、帝王切開という方法で出産し、心にモヤモヤを持った女性の声をお聞きすることが多いです。
「まさかこんなことになるなんて・・」と想定外の出来事により、対象(経腟分娩すること)喪失がトラウマになり、心も頭もついていけなかったり、
それまでは、「帝王切開分娩」に対してマイナスな気持ちなど持っていなかったのに、産後にかけられた我が子を否定される言葉・・
「我慢強くない子だ」
「ラクをして生まれた子だ」
「産道を通っていないから菌を持っていない身体が弱い子だ」
・・・によって、自分の産み方をマイナスにとらえ、自分を責めるようになってしまったり。
点滴の棒だけが頼り・・
フットポンプをつけたり・・
そんな苦しさを持った方たちに、「それって言ってるほうが間違ってるよね」と気づいてほしくて、
我が子への愛がいっぱいなことに気づいてほしくて活動をしています。
でも、先日、あまりにもひどい「帝王切開で産まれてきた子」たちの声を知りました。
親から
・なんの苦労もしていないから我慢ができない子だ
・あんたはラクして生まれてきた
・おなかの中にいた時から逆さになっていて、へそ曲がりな子だ
・自然に産まれてきた弟のほうができる子だ
などなどなど、ハッキリ言われたまま大人になっているんです。
本当に悔しい言葉。
時々、耳にすることはありましたが、正直ここまでとは。
この方たちの声を、リアルにお聞きする機会って今までほとんどなかったんです。
「こんなのでたらめだよ」とか、
「言ったお母さんも、周りからこんなふうに言われて傷ついたんだよ」という事はできますが、言われた子は、一生心にトゲが残っているはず。
そしてそれをまた我が子に言ってしまうかもしれない。
どんどん帝王切開をマイナスに思う人が増えていく可能性があるってことだ。
立場が違う「言われてしまった人」のケアが絶対に必要!
言ってしまう人を変えるのは難しいこと。
言われて傷ついている人を変える方が早いのです。
だって、言われてることは間違いだから。
負の連鎖を断ち切ろう。
情報があれば、嘘だってわかる。
安全な場で誰かと話せば、自分が見える。
世の中の我慢強くない人は、全員帝王切開生まれ?
「ラク」って誰が決めること?どこからどこまでが「ラク?」
「苦労」って何?そもそも10ヶ月間おなかの中にいることが何よりもがんばったことだよ。
もっと遡れば、受精してあなたの命が始まったことからすごいこと。
それを「産道を通ること」をしなかっただけで、否定されてはいけないんです。
人の物差しで測ったことを、自分に当てはめるのはやめましょう。
「お腹を切って我が子を産む」
勇気と覚悟が無かったら、決められないことです。
それを決めたお母さんもすごい!
麻酔と手術に耐えて、無事に生まれたあなたもすごい!

我が家の帝王切開生まれの娘たち。我慢強くて、がんばった人たちです。
◆◆~vol.150までの「帝王切開ママの心をゆるめるメッセージ」は【テーマ 帝王切開ママへのメッセージ】からお読みください。

