ゆっくりゆっくり開催してきた、大切ないのちを亡くした経験を持つ女性が集まって心を話す（放す）会。
今回も、みなさん1時間以上かけて遠方からご参加くださいました。
とつきとおか、赤ちゃんはお腹の中で元気に成長し、おぎゃ～と産声をあげて産まれてくる。
産まれてきた赤ちゃんは、おっぱいをごくごく飲んで、すくすく成長する。
このことしか知りませんでした。
それ以外のことが起きるなんて聞いたこともありませんでした。
私は25年前に最初の流産をしました。
まわりに誰も相談できる人がいなくて、インターネットを検索しました。
同じ想いをしたかたたちと交流することで少しずつ元気になりました。
そして数年後、長女を授かり育児が始まりました。
少し落ち着いた頃、「そういえばあのときお世話になったサイトはまだあるかしら・・・」と検索したところ、あの頃の私と同じように迷い苦しんでいる人がいました。
私は、励ますつもりで「きっと赤ちゃん来てくれますよ」という内容の書き込みをました。
するとものすごい攻撃にあったんです。
今幸せなお母さんをしている人が書かないでください！
子どもができた自慢ですか？
怖かったです。
人って顔が見えないと、こんなに攻撃するんだ
誰も止めてくれる人もいないんだ・・・
あのときのことがトラウマになり、もっと早く“命を亡くした人同士話す場”を作りたかったのですがどうしても実現させられませんでした。
でも、やっぱり必要なのは、顔を合わせて感情を見せることだと思っていたのです。
「会場に近づくにつれ、心が重くなりました」
皆さん、怖さと戦いながらご参加くださいます。
もし、悲しい言葉を投げかけられたらどうしよう。
そんな不安を持ちながらお部屋に来てくださいます。
ゆっくりゆっくり寄り添います。
解決はできないけれどゆっくり寄り添います。
「流産、死産したかたの心をはなす会」大切な想いを話してくださってありがとうございました。
次回は１月29日（木）10:15～ 東大宮コミュニティセンターです。
昼食を持っていらしてくださいね。
お待ちしております。