モンテクリスト伯 華麗なる「復習」① | with ease 

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宇宙の片隅でエイトを想っているブログ。

「モンテクリスト伯 華麗なる復讐」は、現在第4話まで来たところ。

ベタでおもしろいですねえー!

 

どんどんドロドロな展開になってきて、子どもと一緒に見ていいのか迷うけど・・・(汗)

 

 

 

さて、「モンテクリスト伯」は、岩波文庫版で全7巻。

私が通しで読んだのは今までに2回です。

今回のドラマ化で、久しぶりに読みたくなって、実家から持ってきました。

今やっと2巻まで読んだところですが、やっぱりおもしろいなあー。

山内義雄さん訳で文庫初版が発行されたのが1956年ですが、全く色あせてないです。

そして、意外と読みやすい。

 

この記事は、ドラマと原作を比較して楽しもうという、非常に自己満足な記事です。

 

まずはメインとなる登場人物の基本設定(裏切り前)を簡単に比較してみます。

 

●エドモン=ダンテス/柴門暖(ディーン藤岡)

モン と ダンが名前の中に残っているんですね。

 

十八から二十歳ぐらいで、丈は高く、すらりとして、黒々とした美しい眼差し、漆黒の髪をもつ青年です。

原作ではお母さんではなく、お父さんがいます。

健康で、快活で、人を疑うことを知らないタイプ。

ですけど、お父さんのために、コーヒーとタバコを密輸入してくるぐらいの可愛らしいずるさはあるんですよ。

 

ドラマでは最初のシーンで、船が遭難していましたが、原作では遭難していません。

航海の途中でルクレール船長が亡くなってしまったのはその通りですが、死因は脳膜炎です。

 

船長が死の床でエドモン・ダンテスに頼んだこと、それはエルバ島へ立ち寄り、小包を大元帥に届けること。

また、そこで預かった手紙を別の人に届けること。

(この当時、エルバ島にはナポレオンが流されており、 ボナパルト党は非常に大きな警戒対象でした。)

 

預かってきた手紙は、パリ、コックエロン町のノワルティエ氏宛の物でした。

この手紙が、後に火種となるというのは、ドラマもそのとおりでしたね。

 

エドモンは、亡くなった船長の代わりに、船長になることが決まりました。

それをよく思わないのがダングラールです。

 

●ダングラール/神楽清(新井浩文)

カグラ の響きが ダングラ とちょっと似てる?

 

ドラマでは、怪我をして船を下りていましたが、

原作では、会計係として一緒に船に乗り込んでいました。

船に乗っている時に、船長とエドモンの会話を盗み聞きしていました。

船長に抜擢されるエドモンをやっかんでいます。

 

一方エドモンは、ダングラールについて、

「ダングラールとは仲がよいとは言えないが、船の持ち主が信用している相手なら、尊敬を払う」と語っています。

(のちに別の場面では、会計をごまかしているようにも感じられると語っています。)

 

●メルセデス/目黒すみれ

 

メグロス という文字の流れがメルセデスに近い?

 

エドモンの婚約者。

ぬば玉の髪、カモシカを思わせる艶やかな目をした美しい少女。

肱まで露わにした腕は日に焼けているが、アルルのヴィーナスをかたどって作られたかと思わんばかり。

お母さんも亡くなり、財産もなく、周りの助けをもらいながらたくましく生き抜いてきた模様。

エドモンを熱烈に愛しています。

 

●フェルナン/南条幸男(大倉忠義)

 

南条のナンは、フェルナンの、ナン?

 

フェルナンはメルセデスのお父さんの兄弟の子。つまりメルセデスのいとこに当たります。

職業は兵隊です。年齢は二十一、二といったところ。

平和な現在は、仕事がありません。

ドラマと違うのは、2人の恋を祝福するふりをしていない、ということでしょうか。

 

フェルナンは、エドモンが航海に出ている間、ずっとメルセデスをかき口説いておりました。

そりゃあもう、しつこく、女々しいぐらいに・・・

情熱的に求愛してみたり、あるいは哀願してみたり、大きな夢を語ってみたり。

「じゃあ僕は船乗りになろう。漆塗りの帽子、縞のシャツ、それにボタンの上には錨のついた青い上着を着ることにしよう」

などと言い出してみたり。

そう、この衣装は、エドモンが身につけている、船乗りの衣装・・・。

愛されるには、まず服装から・・・。

フェルナン・・・あなたって人は・・・

挙げ句の果てに、

「だがあの男が死にでもしたら?」

などと不吉なことを言ってみたりしますが、

メルセデスは、きっぱりとフェルナンをはねつけ、「あたし、エドモン・ダンテスさんが好き」と断言。

そんなこんなのところに、エドモンが帰ってきて、

2人のラブシーンをみせられるという苦痛・・・ああ・・・フェルナン・・・

 

(ドラマでも、2人のキスシーンを目撃する場面がありましたね・・・)

 

●カドルッス/寺角類(渋川清彦)

 

カドルイの字の流れがカドルッスに近い!

 

黒い、あごひげを生やした顔。二十五、六歳。

実家は、洋服屋。

親切ではあるが欲深いところもある。酒に弱い。

ダンテスにお金を貸してくれていた。

 

●モレル/守尾英一朗(木下ほうか)

 

ファラオン号の船主で、エドモン・ダンテスの雇い主。

息子と、娘がいます。

公にではないが、どちらかというとボナパルト派であり、

エドモンがエルバ島に寄った話を聞く際に、「陛下はどうしていらっしゃる?」と気にかける場面あり。

この人も、人を疑うことを知らない、気立てのいい人で、

エドモンがとらえられた後も、繰り返し釈放を願い出るのです。

ちなみに、エドモンが恩返しをする時は、生きてます。死んでいません。

 

●ド・ヴィルフォール/入間公平(高橋克典)

 

イルを生かしたのかなあ・・・

それにしても公平って、皮肉な名前ね・・・

 

職業は検事。

サン・メラン侯爵の娘、ルネと婚約中。

自身は王党だが、父ノワルティエはボナパルト党である。

自分は父の政治的姿勢とは違うということを強く主張しつつ、上流階級で必死に生きようとしている。

ルネとの婚約式の最中に、ボナパルト党の小さな反乱(例の手紙の件)が知らされ、

本来の担当者が不在だったことから、代わりにヴィルフォールが担当することになる。

ルネから「寛大にしてあげて。今日は私たちの婚約式だから」と言われ、大変優しい気持ちになっており、

ノワルティエ宛でさえなければ、間違いなくエドモンは無罪だったと思われます。

のちのち、無実の人から自由を奪い、幸福を奪ってしまったという罪の意識にじわじわと襲われます。

・・・こう書くと、ドラマよりは、いい人に感じる(笑)

 

以上、登場人物比較でした。

やっぱり大倉くん演じるフェルナンに力が入っちゃったなあー(笑)

 

小説の方はやっと3巻に入ったところ。

まだまだ楽しめそうです!

小説も、ドラマも。

 

ちなみに番組公式ツイッターでも、人物紹介をしていて(原作の誰にあたるか、ということと、ドラマの中での設定)わかりやすくておすすめです!