ぬるぅいコンサル~大人の進路相談室[四角四面ロボコンサル]開室中 -19ページ目

ぬるぅいコンサル~大人の進路相談室[四角四面ロボコンサル]開室中

スピリチュアル大好き・神社お寺も結構好き、そのくせ、まったく歴史に疎い嫁氏。そんなこと学校で教えてくんなかった!そんな言葉を聞きながら、ため込んだ愚痴を吐き出すブログの予定だったのですが、いつのまにやら嫁氏の口車に乗せられ、大人の進路相談室開室中

一昨々日、母が亡くなりました。
不謹慎で冷たいような印象を持たれてしまいそうですが、不思議と悲しみや寂しさはあまり無く、むしろ、旅立ちを祝う気持ちと感謝の気持ちに溢れています。

さて、数年前、義父を亡くしているのですが、その時と、今回、母を亡くして、その終わり方の違いの大きさに驚きもありつつ、あらためて医療機関との付き合い方を考えさせられました。

最初に医療従事者も人です。
それぞれが想いも感情もある人です。
医療従事者は、良くも悪しくも人なのです。
ニュースになるような例外を除けば、彼ら医療従事者は、人の命を救うことに尽力を惜しまない人たちです。
少なくとも、僕が知る限り、そのように教育を受けています。

数年前、義父が脳梗塞を発症しました。
それ以前にも脳梗塞を発症したことがあり、そのこともあり、自ら体調不良を訴え脳神経外科へ訪院し、脳梗塞が見つかり、緊急入院となりました。
脳神経外科での薬物治療により、脳梗塞が解消したのですが、麻痺が残り、話すことや自分で食べたりすることが出来なくなってしまいました。それまでも何不自由なく話すことや食べることが出来たわけではなかったのですが、さらに自由度が下がったという状況でした。

医療機関では、本人が意思の表明が明確に出来ない場合、家族親類に意思確認の代行をさせます。その際、家族サイドの窓口を一本化します。それは、病状説明や治療方針のすり合わせをスムーズ行うためのもので、その際の家族サイドの窓口をキーパーソン、KPなどと呼んでいます。

義父のときのキーパーソンは嫁氏でした。

さて、脳神経外科を退院というとき、第一の事件が起きました。
脳神経外科のソーシャルワーカーが嫁氏へ退院し、自宅での介護を薦めたのですが、リハビリの可能な病院への転院を求めた嫁氏にたいして、リハビリについて問題発言を行ったのです。

発症から2週間を過ぎているので、機能回復は見込めず、リハビリは無駄だから、退院してください。

このことを嫁氏より聞かされ、驚いたロボは、件のソーシャルワーカーと直接電話で話すことに。

ロボ:機能回復の可能性はないのですね?
ソシャワ:2週間過ぎてますから回復しません。
ロボ:限定的な回復の可能性はないと?
ソシャワ:回復の可能性はありません。
ロボ:わかりました。貴院としてのご意見ということですね。文書にしていただきたいので、お送りいただけますか?
ソシャワ:いえ…あの…転院もできますから…その
ロボ:貴院名で文書をください。回復の見込みがないこと、退院する方法のみしか提示できないことを明記した文書、お待ちしております。

はい、ここで電話切りました。
30分程したら、院長より直接お電話がありました。
ソシャワがいうには、忙しくて電話できない院長が…
まぁ、忙しいのはわかるので、ソシャワのやっちゃったことの火消しのための電話。
逆に申し訳ないなぁという気持ちで電話で話したのですが…みょーにフランク。

院長:回復の可能性がないことはないけど、元通りというわけにはいかないんだよね。
ロボ:そんなことを求めておりません。貴院のソシャワさんに言ったのは、限定的な回復を目指していることです。ADLを少しでも改善できないかということを目指してのリハビリを求めています。
院長:それなら、転院になるよね。
ロボ:転院を求めているのを否定したのは、貴院のソシャワです。ファミリーからすれば、貴院の提示ということになりますが、それでよろしいですか?
院長:いやいや、転院できるよ。転院手続き、ちゃんとやりますから。どこか転院先の希望ある?
ロボ:はい。家内から貴院へ転院先の希望医療機関を提示しております。
院長:申し訳ない。きちんと手続きさせてもらうね。ソシャワの件で、嫌な想いをさせて申し訳ない。

はい、ここから、院長、ソシャワの愚痴になってました。縁故採用で、問題を何度も起こしていたようです。
ある意味…御愁傷様という気分になりました。
みょーに詳しいのを勘繰られ、結局、医学部中退がばれたのですが、そのあと、ソシャワがつっぱね続けてたら、どうしてた?と聞かれたので…

医師会に相談し、行ってた大学へセカンドオピニオンをもらいに行ってたと思います。

と、答えたところ…

院長:こわいなぁ…それ。

というわけで、この一回だけが嫁氏のときのトラブルでした。
このトラブルを回避できたのも、嫁氏が明確な方針をもっていて、かつ、それがぶれなかったこと。
そのおかげで、義父は大好きなお酒を楽しみ、自宅に一時帰宅し、親戚とも話をして、そして、眠るように死を迎えました。

肉親が亡くなりそうなときに、なかなか明確な方針を持つのはむずかしいことだとは思います。
でも、どうしようどうしようでは、なにもできないですし、悪いことにしかなりません。
日頃から、どのような最期の形にしたいのかを考えておく必要があります。
死と向き合い、その死を受け入れ、どのような死の迎えかたをするのかを、正常な思考が出来るときに考えておくことが大切だなと思います。

次回は…最悪といってもいいケースを。
今回の母のときの弟のケースです。

以下、嫁氏よりクレームがついたので解説です。

※ADLは、日常生活動作の略称です。
日頃、家庭内で行う動作をひっくるめて呼ぶ呼称です。家庭内で食べたり、食事をしたり、排泄、入浴、睡眠等の一連の動作をまとめて呼ぶ用語です。
※ソシャワ←ソーシャルワーカーを略したときの呼び方です。
※ファミリー←患者の家族を医療現場ではこう呼んでいます。関西では、ご家族が…みたいな言い方をされていたのですが、医療現場にも方言みたいなものがあるのかもしれません。