いよいよ11月。この時期になると「いくつの群が越冬可能か」という、だいたいの見当がつくようになります。現在蜂たちは、2~3月までの間女王蜂を大切に守る役目の「越冬蜂生産」に入り、懸命に働いています。セイタカアワダチソウの花蜜を集め、同時に沢山の花粉を運び込みます。
経験上、確実に越冬するであろう元気な群は、この時期、帰巣する働き蜂の1/3以上が「花粉だんご」をつけています。この時期に花粉を持ち帰らない群は、巣箱内で何かしらのトラブルが起きています。強群でも、こうした群は先細りとなり春が迎えれない可能性が高いと考えます。
さてそうした折、グランパの所有群の中に今までに経験したことのない、ちょっと不思議な1群が存在します。それは下の写真の手前に映っている弱小群です。
見ての通り、未だ2段の小さな群です。(一般的には向こうに見える巣箱の高さが普通です)
5か月経ってもこれだけにしかなりませんでした。この群は6月に「孫分封」して出てきた群です。
勢力が伸びない様子から、「老女王の産卵力低下で滅亡の一途をたどるもの」と考えました。
正直8月の時点では消滅は時間の問題と思っていました。
ところが9月中旬、気がつくと消滅寸前だった群は徐々に蜂数を増やしていき、巣の表面を覆い尽くすまでになりました。
今日の様子です。
暖かい日差しの中、巣門には「黄色スズメバチ対応」の門番が立ち、花粉をつけた働き蜂が盛んに帰ってきています。この様子では、冬越ししそうな勢いです。蜂の生態は何年経っても不思議の連続です。
ただし、この巣箱の大きさでは貯蜜不足は明らかです。
1月以降、観察しながら何度か給餌をしてやり、無事、春を迎えさせたいと考えます。


