グランパはこの時期、娘女王が後を継いだ元巣箱を、巣切りによってコンパクトにしてやる作業をしています。越冬蜂にたくさんの蜜を残してやりがちなために、分封後に5段(70㎝)の巣箱がざらです。
2万近い強群の時は問題ないのですが、分封後に残った数千の働き蜂では、古巣は大きすぎて管理できない状態となります。こんな状態の巣箱の働き蜂は、労働意欲も減退気味です。こうした時に巣虫に繁殖され、滅亡につながることが多くなります。
それを極力防ぐ為に、不必要な古い巣を取り除いてやり、産卵し易い新しい巣作りをさせるのです。
取り除く古い巣は、下側と上部の両方を考えなければなりません。
巣箱を持ち上げて非常に軽い場合は、最上部に無駄巣が沢山あります。
ずっしりと重い箱は下側の無駄巣を取り除くようにしています。
(場合によっては1段~2段の採蜜も後日行います)
5月8日に実施した巣箱を紹介します。
分封時、継段をしようか迷った程、下まで巣を伸ばしていた群でしたが、そのまま分封に突入させました。
そのためご覧のように巣門ぎりぎりまで古巣が見えています。それも雄蜂が出た後のような、大きな黒ずんだ巣です。
こんな巣は取り除いてやれば、働き蜂たちは大助かりです。先端には王台の跡も見られます。
取り除く方法には、巣箱をひっくり返して巣をむき出しにしてナイフでカットする方法や、ワイヤーで巣箱ごと一気にカットする方法があります。
今回は約2段分、22センチを一気にワイヤーでカットしました。
下1段の枠を取り除いてみたところ、1段はどうしようもなくきたない巣でしたが上半分は、使おうと思えば使える状態の巣でした。
ここら辺りが判断が難しいところですが、幼虫を育てていない時期なら、ちょっと切りすぎても問題ありません。(分封終了後のこの時期に実施するのはこの為です)
5日経過した今日の夕方、巣箱の中を撮影したところ、蜂たちが巣の下側をしっかりと覆い尽くし、その隙間から新しく作りなおしたきれいな巣が見えました。
この様子なら、新しい女王を中心に元気な群になってくれそうです。
この作業は蜂たちの活動が終了する夕方にすることにしています。今日は3群の巣切りを終えました。明日も3群を予定しています。
