それは、秋田県知事の佐竹敬久氏と俳優の香川照之氏を起用した「龍角散のどすっきり飴」のCMです。
(秋田藩主の子孫である)佐竹氏が殿様役を演じ、のど薬の効き目に関心した殿様が香川照之氏が演じる医師に対し、「褒美をつかわそう」と語りかけ、医師は、「ならば、畑を!」と応じ、秋田県で薬草づくりが始まると言うストーリーです。
龍角散は、薬草を中国から輸入していたようですが、近年安定供給が難しくなり、遊休地の多い秋田県と協定を結び、休耕田などを活用して国内での生薬栽培を始めたのです。
生薬の生産買い取り価格は、米価の1.5倍だそうです。
農家の高齢化や、米価の低迷などで先行きが暗い日本の農業では、こうした地域の特性を生かした独自の取り組みが非常に重要になって来ると考えます。
そうした中での、秋田県の取り組みは、全国の農家の生き残りの上で、とても参考になると感じるのです。
長い歴史を持つ「龍角散」は、秋田藩を治めた大名・佐竹氏の御典医であった藤井玄淵が処方した生薬製剤で、江戸末期に三代目・藤井正亭治氏が藩主の喘息を治すために改良したものを起源としているそうです。そして現在の龍角散の社長は藤井家の8代目だそうです。
佐竹秋田県知事と龍角散は江戸時代からの深いかかわりがあったということを知り、ますます興味深く、このコマーシャルを観るようになりました。