「なんでこんな時期に、蜜絞りの話題?」とびっくりされるかもしれませんが、グランパはこの2日間で4箱の蜜絞りをしました。やっとこれで今シーズンの蜜絞りは終了しました。
もちろんこの蜜は、越冬蜂たちから略奪したものではありません。
10月初めに切ったものが、2ヶ月間クルム(保管庫)に積まれていたのです。
何が何でも、もう絞ってしまわないと巣の中で蜜が白く結晶化してしまいます。
せっかくの機会なので、時期外れの「採蜜講座」を開くことにします。
グランパは遠心分離機を使って蜜を絞るので、極力巣を崩さないように巣箱から外します。
端の桟のない場所から外し、十文字桟が見えたら剪定バサミで4カ所の竹を切り取ります。(切りにくい時は板を1枚はずし桟を抜きます。)
そうすることによって、このような大きな巣板がとれます。
巣がすっぽる収まる開閉式収納網を作っておき、それに入れて遠心分離器にかけます。
左の黒っぽい巣が採蜜後の巣です。(収納用の網が端に少し写っています)
こうやって、一箱ずつ絞っては、濾過布で濾過していきます。きれいな蜂蜜が糸を引いて落ちて溜まっていきます。
遠心分離機の長所はその日のうちに作業が終えられることと、花粉が混入しないことです。垂れ蜜だと花粉が溶け込みます。
蜜が出た後でも、ご覧のように花粉は残ったままです。
こうしてきれいな蜜が採れるということになります。
採蜜後の、この巣クズを水に浸して「水だしコーヒー」ならぬ「水だし蜂蜜」として楽しむのです。
これには、たくさんの花粉が溶けだしてきます。花粉はビタミン補給にもなり、蜂蜜と相まって美容には最高だと思います。
我が家は朝晩、お茶がわりに「みずだし蜂蜜液」を飲みます。冷蔵庫から出した液を耐熱グラスに注ぎ、レンジで温めます。
そこに、完熟スダチを絞って浮かべます。(写真)
別の日は、柚子の絞り液と皮をスライスしたものを浮かべて飲みます。
雪の夜などには、体が最高に暖まる飲み物となります。
蜂たちが一生懸命集めた、蜂蜜と花粉を一切無駄にしない工夫です。


