野生ミツバチの保護の結果は | にほんみつばちANNのブログ

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今日の午前中、依頼のあった野生ミツバチの保護に出かけました。

早速、真っ暗な屋根裏に入り込み、蜂の巣を懐中電灯で照らしてみました。

7月頃から作られたような、こじんまりとした大きさの巣でした。


周辺を電灯で照らしながら確認すると、大変な状況に気付きました。





梁の上や天井の上にたくさんの幼虫が散乱していたのです。

何らかの原因で「子捨て」をしている群でした。

更にミツバチの巣の右隣りには以前営巣をしていたと思われる黄色スズメバチの巣の痕跡がありました。





この写真を拡大してもらうと分かりますが、「黄色スズメバチ」の死骸も天井には見受けられました。

様々な事態を連想しながらも、一番の問題は「子捨て」です。

試しに1枚の巣板を切りとりました。

全く、幼虫が居ません。蜜はキラキラと光っていますが、蜜ぶたが全くかぶっていません。更に気になるのは、花粉が全く蓄えられていません。



合計5枚の巣を切り取りましたが、全ての巣が同様な状況でした。


「これは女王蜂に問題が起きた群に違いない」と考えて、蜂たちの中の女王蜂を時間をかけて探しました。

予想通り、いくら探しても女王を見つけることはできませんでした。




巣の色や幼虫の死骸から、「ウイルス」による子捨てではないようです。女王が死んだ群だと判断しました。




会員さんが一緒に天井裏で見学されていたので、「この群は仮に取りこんでも九分九厘消滅します」と説明しました。


せっかく切り取った巣なので、会員さんの為に、幼虫のいない巣を巣枠に張り付けるテクニックを実演するにとどめました。


というわけで、今回は「野生群の保護」は不成功に終わりました。







有名な神社の駐車場に車を止めていたので、そこに道具を運んでいたところ、愛知県から旅行に来られていた7人のご家族が、バッテリー上がりで困っておられたので、ブースターを使ってエンジンをかけさせてあげました。


せっかくだったので作業の間に、他の家族5人に少し薄い巣蜜を味わってもらいました。


「神社にお参りしたご利益が早速出ましたね。」と冗談を言ってこのご家族を見送りました。