これから約1か月間、稲へのヘリコプター散布が始まるのです。
ご覧のように我が家は水田に取り囲まれています。
家にお越しになられた方は、「自然がいっぱいで、養蜂には最適ですね」とおっしゃいます。
確かに数年前までは、屋敷内に10数群置いても平気なほど蜜源豊富な素晴らしい環境でした。
ところが、数年前からヘリコプター農毒散布が始まってからは事態は一変しました。
この季節、蜂たちが消滅し始めたのです。
昨年は6群が滅びました。
農林局とJAに厳重抗議し、事前に散布予定を連絡するように要望しました。
7月20,21,28,29日の4日間ということでした。
「4日間だけですか?」とたずねたところ、「いえ、まだ8月も実施しますが、日程が決まっていませんので決まり次第連絡します」との返事でした。
以前は多くても2回だったのが、昨年から8回に激増しています。
「コシヒカリ」の作付が100%近かったのが、高温障害が出るということで、「キヌムスメ」「ヒトメボレ」の作付が増加したことに原因があります。
稲の品種で結実の時期がずれることで、消毒時期にも時差が生じ、回数が増えているのです。
撒かれる農毒は全て神経毒です。
使われる毒薬の中でも一番恐ろしい「ネオニコチノイド」の散布濃度(希釈濃度)は何と、4倍から8倍だそうです。
空からこんな濃度の「農薬」ならぬ「神経毒」を8回もまかれたらミツバチも堪ったものではありません。
方向感覚を失い巣に戻れない蜂が増え、自然消滅してしまうのです。
なので、明日から移動可能な箱だけでも、比較的安全と思われるな置き場に移動するつもりです。
近年たくさんのエリアで、集団でヘリコプター散布を導入し始めるようになっています。
農家の高齢化、JAの農薬使用の奨励、国の容認、等々、様々な要因があります。
もうちょっとすると「安全な蜂置場はなくなるのではないか」と危惧しています。
最後にJAの担当者には「連絡をもらえるようになったのは嬉しいけれど、こちらにも準備があるので、少なくとも半月前くらいには連絡してもらえないか」という要望と、「4倍の農薬は法律的に認められる濃度なのですね」と念を押したところ「4倍でも霧状に散布していますので問題ありません。法律上も国に申請して許可をもらっています。この農薬は人畜無害です。ただしミツバチには影響が出ます。」という回答でした。
皆さん、この回答、どう思われますか。

