この時期になると雄蜂が役目を終え、居場所をなくし外に追いやられる傾向があります。
毎日蜜をもらっては空を飛び回っているだけの、言わば「プータロー」的存在になっているようです。
そうした雄蜂たちは巣箱の底等に居場所を変え、かたまって生活することがしばしばあります。そうした雄蜂を見かねた働き蜂たちが、給餌に底板に通って大きな塊になることがあります。
分封との区別の判断がつきにくい現象で、困ることがよくあります。
グランパにもそうした巣箱が2箱あり、巣門から塊を戻して巣箱内に入らせておくと、次の日には底に舞い戻っていました。一昨日、再度それを試みたところ、2度目に手ですくい上げた塊の中に女王蜂を発見しました。分封集団だということが分かり、作業を中断し次の日に取り込むことにしました。
もう一方の自宅の巣箱も分封蜂の集団かもしれないと思い、暗くなってからでしたが巣箱に半分ほど「追い上げ」で移動させておきました。
次の日の朝様子を見ると、半々に付着していました。再度昼過ぎに見ると、巣箱の底にも新たな箱にも蜂の姿はなくなっていました。
「さては逃去したのか」と思いましたが、直ぐに原因が分かりました。
近くの柿の木の下に消滅寸前の巣箱があり、その箱の前面に蜂の塊がくっついていました。この春急激に衰退し消滅寸前の群です。
「あの塊はここに移動したんだ。」と巣箱を覘くと、びっしりと蜂が中に入っていました。
完全に乗っ取りが完了していました。
この巣箱では働き蜂出産が始まっていなかったので、まだ年老いた女王蜂が中にいると考えていました。
多分、この乗っ取りでこの女王が真っ先に処分されたのだと思います。
ただこの巣箱は、巣虫がかなりはびこっているようだったので、巣箱をひっくり返して新しい巣箱を上にかぶせ、のっとったばかりの蜂を移動させました。後で点検すると、予想通り大きな巣虫の巣が出来上がっていました。
これで安心して新巣箱での成長を見守れます。
それが終わったのち、別の蜂置き場の1群も箱に納めて自宅に持ち帰りました。
数日にわたって、巣箱の底で生活していた群は、既に食糧不足で飢えた状態の群になっているので、滅多なことではしない「砂糖水の給餌」をするためです。
今朝巣箱を覘くと沢山の蜂たちが嬉しそうに砂糖水を吸っていました。群が落ちつくまで2~3回は給餌をするつもりです。
元気を取り戻して、定着してくれるのを願うばかりです
