数箱の空き箱と「脚立」が常に載っています。
脚立は集合板上での捕獲や高所の捕獲用に、シーズン中に何回かは必要になります。
今日もその脚立が活躍した1日でした。
菜の花の開墾地は、今年の分封が未だない蜂置き場です。集合板を設置しているのですが、ここの集合板だけは未だ捕獲実績のない不安な板です。
その不安が今日、現実になりました。
見回った時には既に1群の箱に「見送り蜂」が付着していましたが、残念ながら「集合板」には留っていません。周囲の主だった木を点検しましたがいません。
あきらめかけた矢先、背後のうっそうと茂るヒノキ林の樹上で蜂が舞い始めました。(写真巣箱後方)
すると群は、ヒノキ林の中に吸い込まれていきました。
林の中の小竹などをかき分けて入り、1本のヒノキを見上げたところ蜂球を発見できました。
ヒノキ林は植林されてから一度も手入れがされておらず、枝は伸び放題です。
ちょうど蜂球の下まで届きます。
「これなら追い上げ捕獲が出来そうだ」と考え、邪魔な枝の枝打ち作業にかかり、どうにか巣箱を蜂球の上部に固定しました。
何もしないのに、蜂たちはどんどん上に這い上がって行きました。
20分ほどで全ての蜂が箱に這い上がりました。
そのあと慎重に巣箱を抱えて下まで降り、無事捕獲が終了しました。
「何故こんなうっそうとした森に入りこんだのか」と不思議に思ったのですが、理由はすぐに分かりました。
そこには手のひら大の古い日本ミツバチの巣がありました。
昨年ここの蜂が1群逃去したことがありました。
きっとその群がここで数日過ごした時にこれだけの巣を残したのだと想像出来ます。
今回の蜂は、去年の蜂の集合フェロモンを嗅ぎつけて集まったと思われます。
この様子では、この場所の蜂たちはこれからもここに行く可能性が大です。なので、蜂たちが飛び回り易く、捕獲し易い環境作りのために、不要な枝を全て切り落としました。
林業作業のような1日でした。
今日はその他にも、普通の落とし込み捕獲1群とキンリョウヘンによる自然入居1群の捕獲、計3群の捕獲がありました。





