グランパは、野菜作りを本格的に始めて2年になります。
農薬のない野菜を孫に食べさせてやりたいという気持ちから始めました。
この2年間、野菜には全く農薬を使っていません。おかげで安心して孫たちにも食べさせてやれるようになりました。
更に、今年は化学肥料を用いないで「有機肥料」中心に替えて行こうと実践してきました。
グランパにとって「無農薬」「有機肥料」が理想の野菜だったのですが、先日聞いた講演会でその考えが根底から大きく揺らいでしまいました。
それは、「ナチュラル・ハーモニー」代表の河名秀郎氏の講演でした。
この方たちは「自然栽培」という考え方を実践されている方たちです。
この理論は簡単に言うと、野菜や米作りには
①農薬は使わない。
②肥料は使わない。
という考え方です。
①農薬を使わない、は納得ですが、②肥料は使わない、はびっくりでした。植物には窒素、リン酸、カリの3元素が必須のように思っていました。
私がこれから取り組もうとしていた「有機栽培」にも完全に否定的な考え方でした。
有機肥料(特に牛糞、馬糞、鶏糞)を与えると害虫を発生させたり、害虫を呼び寄せる原因になり、更には過分な窒素分から、「野菜の硝酸性窒素を発生させ発癌物質を生成してしまう」ことにもつながるという話でした。
この考え方の根底には、「自然界において全ての植物は肥料も農薬もまかないのに、健全に成長し毎年沢山の実をつけている」という事実があります。
例えると、柿畑に肥料を施すがために、害虫を呼び、その結果、農薬をまかざるをえないという負のスパイラルになっているということなのです。
確かに近所に20数年間放置された柿畑がありますが、毎年鈴なりに柿が実ります。誰も採らないので、側を通るおりに捥いで食べますがとても甘くておいしい柿です。
グランパには、野菜でも思い当たる体験がありました。
それは昨年のことです。10数年放置され、荒れ放題になっていた畑を、蜜源植物を栽培する目的で整備しました。そこに大根、カブ、白菜を作りました。肥しをやらなかったにもかかわらず、虫もつかない野菜が豊作でした。今年はさらに良い野菜を作ってやろうと意気込み、たっぷりと醗酵牛糞を施肥しました。ところが結果は惨憺たるものでした。
害虫が大発生し、まともな野菜は収穫できませんでした。この2年間で違った所は、肥料をやったかどうかだけです。先日まで不思議でしょうがなかったのですが、この本を読んで納得できました。
今までの常識や概念を180度転換しなければならない理論なので勇気がいりますが、納得できる部分が多いので、この春から実践してみようと思います。
そういえば、イチゴには先日「有機肥料」をしっかり施したばかりでしたが・・・。
興味のある方は、一度この本を読んでみて下さい。