今日は島根県の田舎町で開かれた「標的の村」のドキュメンタリー映画会に行ってきました。
沖縄の北部、やんばるの原生林の中にある東村・高江の住民達が、5年前「オスプレー」の離着陸訓練基地の建設反対を叫び、座り込みを続けました。
建設を推進したい国は、そうした住民を「通行妨害」という口実で裁判所に訴えました。その結果、手をつないで工事車両を通さないようにしたリーダーの一人が有罪判決を受け、現在高等裁判所に上告し戦っている現状を記録したドキュメントです。
高江集落の人たちは、米軍の「ジャングルでの実践訓練」という目的の野戦訓練や、ヘリコプターの昼夜お構いなしの低空飛行訓練などで生活権を脅かされ続けてきました。それに追い打ちをかけるようにオスプレーの離発着訓練のヘリポートを集落の周り6か所に建設する工事が開始されようとしたため、それを中止させるための座り込みをしました。その結果、住民が国から訴えられたのでした。
私は映画を観ながら、「沖縄の平和と自然を自分たちの子供たちに残していきたい」と純粋に願い戦っている人たちを、同じ思いを持っているであろう沖縄県の警察官に 強制排除させている姿を見て、国や行政のやり方に強く憤りを感じました。
つい最近の出来ごとにしか考えていなかったオスプレー問題が、沖縄に住む人たちにとっては5年も前からの大問題だったことに正直驚きました。沖縄の人たちが集会を持ち反対の声をあげている様子はニュースなどで目にしたことはありましたが、沖縄の人たちの真の生生しい苦しみの現状を実感としてほとんど感じていなかった自分が情けなく思えました。
こんな重大な問題が、沖縄だけに封印され、マスコミも詳しく取り上げて報道せず、全くと言っていいほど国民に知らされないできたことに怖さを感じました。
原発事故の放射能汚染問題や農薬の健康被害問題などと共通点があるように思われてなりません。政治が自分たちの利益や都合で真実をねじ曲げたり、情報をコントロールすることほど恐ろしいことはありません。

