歳をとったな~~~、
早くも三日目は予定の起床放棄・・・
8時に朝食をとって、ちょっとのんびり過ごす。
『文翔館(旧県庁舎・県会議事堂)』

Nと私N子で「Ns」と称してよく二人旅行をした。
いつも鉄道好きのNが予定を立てて私を連れていく、という設定で、その記念すべき第一回Ns旅行が「山形&仙台」だった。
それでなくても小柄で小学四年生には見えないNが私の三歩先を地図を片手に歩いた小さな背中を想いだした。
あれから10年、Nは大学生となり Aさんと同じ位に背中も広くなった。
「あ~、この知事室の椅子で写真撮ったね、また座ってみてよ~。」と言ったら照れて逃げたNだけれど、
私は確かに口元をクッと結んで写真に収まったNs旅行の隊長Nをあの日と同じ椅子に見た。

『物産館』
立派な白桃5個400円
熟れたプルーン10個は入って200円 トマト一箱300円
新鮮、安い、豊富、安い、食べたい、だけど、旅はこれから、だったらお土産!!
ということで、義父母と義妹宅に送ることにする。
明日には届く。食べて、食べて。
『紅花資料館』
紅花は末摘花とも呼ばれ原産地はエジプトだと知る。
末摘花と言えば(源氏物語)に出てくる、光源氏に忘れられた後も一途に待ち続け最後は再び巡り合い幸せに暮らしたという常陸宮の姫君だ。
その像のように長くて赤い鼻を紅花(末摘花)で象徴したのか・・・と苦笑して、ハッと気付く。(末摘む)つまりは末には幸せになる、という意味だった。
「お着物、着たいな~。母さん、秋には着せてくれる?母さん好みでいいから準備もしてくれる?ついでに あの~ その~ お片付けもしてくれたら、絶対着る~~~!」と展覧された美しい着物を見ながらはしゃぐFが、
どうぞ 苦労はしても 末に摘む幸せに恵まれるよう心から祈った。
『冷やし肉蕎麦』
今や山形県の河北町谷地と言えば(冷やし肉蕎麦)と聞き、半信半疑注文してみる。
お蕎麦を鶏肉のお出汁で頂くというから鴨南蛮みたいなものかな、と思いきや これが絶妙な味加減!!
今まで出会ったことの無い味体験に家族四人顔を見合わせる。
見れば午後も2時になろうと言うのに入り口は長蛇の列、なるほど、ここの人達の週末は(一寸亭)の(冷やし肉蕎麦)無しでは成り立たないのだ。

『蔵王 お釜』
Nのたっての希望で蔵王のお釜に登る。案の定 Fと私はうねうね道にやられ、その上雲行きまで妖しくなってきた。
山頂に着いた時には一面霧で真っ白、古びたレストハウスだけがポッカリ浮かんで見えた。
当然(あ~~~~ぁあ)なのだが、Nはいたって平気、いや平気そう、せっかく来たんだから、とすたすたお釜に向かって行く。
そう、Nは驚異の晴れ男なのだ!!!
富士登山の時は満月&満天の星空&見事な御来光を見、先日の近畿豪雨の時は真っ只中にいたにも関わらず雨雲をすり抜け、熊野那智神宮、飛鳥、梶原神宮、伊勢神宮と神掛かりで周ってきた。
その数々のパワースポットで得た運気がNが登山道に入った瞬間に放たれた。

お釜の辺りからみるみる霧が晴れ始め、あっという間に青空!!絶景となる。
居合わせた腰パンのお兄ちゃん達が「嘘!嘘!まじっ!なんで晴れるわけ!?俺達 すごくねぇ!?」と言うのを聞きながら、
(俺達じゃなくって、うちのNがすごいんだって)と晴れ男を産んだ母は思った。

『牛タン』
やっぱりね。
これだよね。
色んなソースで頂くのが売りのようだったが、粗塩だけでパクり。
明朝 一番の新幹線で東京に出社する 気分ナナメのFを労い、Aさんは解禁のジョッキで乾杯した。


Photo by N














