私にとっての「不妊の意味」がまたすこし進みました | 【福岡】カウンセリングルーム with(妊活・不妊/心理)

【福岡】カウンセリングルーム with(妊活・不妊/心理)

公認心理師。
不妊治療を体験し、
その気持ちを心理療法を使って整理する大切さを感じました。
妊活・不妊カウンセリング/心理カウンセリングのどちらの相談にも対応しているカウンセリングルームを営んでいます。

『カウンセリングルームwith』を主宰している
公認心理師の ほりたたかこ です。
不妊治療体験を持つカウンセラーです。

カウンセリングルームwithでは
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先週末のフォーカシングのワークショップで

『不妊の意味が少し進みました』

と報告しました

そのことについて書いてみます

 

 

私は10年間の不妊治療を経て

子どもを持たない人生を歩んでいるので

カウンセリングに来られる方々も

その後、どういうこころ持ちで過ごしているのかを

聞きたがっておられる方が多いように感じています

 

辞めるきっかけも気になるでしょうが

辞めたその後も続いている人生が

どんな感じのものであるのかを知らないままでは

そちらに踏み出せないから

そこにいる人に聞いてみたくなるのは当然だと思います

 

 

不妊体験をしてから

少数派であるマイノリティの立場を経験し

違う問題であってもマイノリティの人が感じる気持ちが

すこし理解できるようになりました

 

みんながやっていることをやって

みんなと同じで肩を並べて

普通の人生を歩んでいきたくて

妊活を頑張っていた と思うのですが

なかなか授からないために

不妊治療というみんながしないような体験をして

治療をするという理由で会社を辞めて

治療だけの生活を送っていた

結果、授からないまま時がすぎて

子どものいない人生を歩んでいる

 

マイノリティが自分のアイデンティティのような感じでいました

目印のように旗をたてているわけでないのですが

自分のこころのなかにたてている印のように

核というか、軸というか

そんな感じにとらえていました

 

その「マイノリティというアイデンティティ」の捉え方が

ほんのすこし変わったのです

 

 

粘土のワークショップでした

 

真っ白い紙粘土を扱って

自由に成型していくワークでした

 

”粘土とかかわって”

”粘土と対話して”

”粘土が伝えているものを感じ”

”粘土に応えていき”

形をつくっていく 

 

一連の流れの中で

ほんの少し色を入れたくなり

中心に青い絵の具を2滴ほど絞り出し

こね始めたときに

青を全体になじませて薄青の粘土をつくるのではなく

こねるたびに広がっていくその景色をたのしみ

混じっているようで 混じらない

マーブル模様に呼び掛けられているような感じになりました

 

「このままで なじませないでいいんじゃない

 これはこれできれいだし

 色に浸食されていない部分はそのまま残したいし

 これって今の私みたいじゃない」

 

結局

お皿にもお椀にもならない

未完成のままの形で

これでいいと終了しました

 

 

やっぱり粘土はいい

陶芸を少しやっていたので

土と戯れていると無心になり童心にかえり

素直になれることも知っていますが

土と対話し

土に教えてもらうやり取りで

さらに内省が深まりました

 

 

次の別のセッションでのペアワークで

マイノリティとマジョリティのキーワードと

それが混じるような感覚と

その奥にあるフェルトセンスに触れていくと

最後には

「その二つ、分けなくていいんじゃない

 混じるようで混じらない

 このままでなじませないでいいんじゃない」

にたどりつきました

 

私の不妊体験は

今の私の大事な部分ではあるし

それを抱えながら生きているけど

悲しみや寂しさといった感情に

支配され、今の私全体にそれを行き渡らせることで

なじませるのではなく

それに浸食されない部分ももちろんあって

それを景色として 人に魅せ

表に出すときには、負の部分などは感じないような

そんな体験にしていけたら

今がそうならいい

 

ワークショップの2日間で体験した6つのセッションの先に

そんな気付きがうまれてきました

 

まだその奥にあるフェルトセンスは

ことばになってはいないけど

大事に持っていこうと思っています

 

 

 

 

 

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