未完の出来事に向き合うということ | 【福岡】カウンセリングルーム with(妊活・不妊/心理)

【福岡】カウンセリングルーム with(妊活・不妊/心理)

公認心理師。
不妊治療を体験し、
その気持ちを心理療法を使って整理する大切さを感じました。
妊活・不妊カウンセリング/心理カウンセリングのどちらの相談にも対応しているカウンセリングルームを営んでいます。

こんにちは。

公認心理師の ほりたたかこ です。

大阪・梅田で妊活・不妊相談のカウンセリングルームwithを主宰しています。

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今日は、父の命日です。

今年は帰省できなかったので

お花を送りました。

 

 

昨日のブログで「未完の完了」について少し触れましたが

父とのことは、長いこと見ないように考えないようにしていた「未完」の事柄でした。

この時期にはいつも思い出します。

 

反発ばかりで、ずっと怒りをもって接していました。

その怒りをぶつけることはあまりせず飲み込んで考えないようにして

でも、怒りが消えることはないので常にイライラしながら接していました。

 

ちゃんと向き合わなければいけないよな

と心理学を学びだした初めのころから思っていましたが

避け続けていたこととようやく向き合ったのは

入院していた父の様態が悪化したころでした。

 

急がなければ、という思いからではなく

自然に、向き合おうかな、と思えるタイミングで

自分の怒りと向き合いました。

ワークの中で発散させて、それは小さくなりました。

そうすると、目の前の父とのやり取りの中にイライラがなくなりました。

イライラに邪魔されて言えなかった優しい言葉も言えるようになりました。

 

不思議だったのは、

怒りを父に直接ぶつけることなく、納めていけることができたこと。

 

”カウンセリングの中で向き合わなければ”と考えていた時は

気持ちを整理して、それを相手に伝えることで「未完の出来事を完了させる」と思っていました。

「吐き出す」というのはそういうことなのだと。

 

でも違っていたのです。

 

それは「相手に直接」でなくてもよかったのです。

 

未完のその先、たらればのその先は

やってみてはじめてみえてくるもの。

 

言葉にする

身体を動かしてみる

アートで表現してみる

 

方法はいろいろあります。

 

抱え込んでいる未完の出来事のせいで

コミュニケーションの障害が起きないように

自分自身の気持ちの不安定さを引き起こさないように。

未完の出来事に向き合うということ、考えてみていただけたらと思います。

 

 

 

 

★3月中は、主催するイベントの開催を見送りさせていただいてます。

 

・妊活卒業生のための夜のおしゃべり会  

・妊活お茶会「グループwith」

 

状況を見て次回の開催のご案内をさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご了承くださいませ。

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