こんにちは。
公認心理師/不妊カウンセラーの ほりたたかこです。
『深刻ドナー不足、精子提供4割減 慶大病院の人工授精』
朝日新聞デジタル 2019.4.2
https://www.asahi.com/articles/ASM413K00M41ULBJ008.html
戦後から行われてきた提供精子による人工授精(AID)ですが
基本的にドナーの情報、いわゆるどこの誰なのかという事は
親にも生まれてきた子どもにさえも知らせないということが前提です。
しかし、子どもの側から情報開示の訴えが起こり、
裁判所から開示を命じられると公表の可能性がある旨を同意書に記すことになったのです。
そのためドナーのなり手が激減したという内容です。
第三者の精子による人工授精(AID)で生まれてきた子どもさんの手記を読みました。
「AIDでうまれるということ:精子提供で生まれた子どもたちの声」(萬書房)
そこには、自分の半分のルーツがわからないという何とも言えないおさまりのつかなさ
こころもとなさ、アイデンティティの揺らぎを切実に訴える声が記されています。
生殖医療に第三者を介在させる場合には、このことにも思いを寄せてほしいのです。
告知をして「そこまでしてほしかったのよ」と子どもに説明するのならば
子どもが望んだ時にドナー親の情報が与えられる環境であってほしい。
上記の本を読んで生まれてきた子どもの声をきいた時にそう感じました。
その子を愛し、家族として生活し、一人の人間になっていく過程を一緒に過ごすのであれば
ドナーの情報が全くないという状態で成長していくことは
その子の人格形成に影響を及ぼしかねないな、と感じたのです。
卵子提供についても同じです。
ドナー情報が与えられない、外国での卵子提供を検討される方が増えています。
これからの子どもの人生にも思いをはせるときに、
ドナーの情報が全くないということが、子どもにどのような影響をおよぼずのかについても
考えることが必要ではと思います。
ドナー情報が明確に保管され
子どもが望むときにそれが開示されるシステムがきちんと確立しているところもあります。
第三者が介在する高度生殖医療を選ぶのかどうか
自分たち夫婦がそこまでするのはなぜなのか
まずはそれをきちんと言葉にして整理することが必要だと思います。
そしてその上で、
夫婦、家族、子どもの人生を思い
決めていくというプロセスを踏んでいっていただけたらと思います。
簡単には決められないのは当然です。
ましてや「勢いで」決める事でもないと思います。
じっくり時間をかけて、考えていくことをお勧めします。
『選ぶという選択肢』、『選ばないという選択肢』
そのどちらもご夫婦の前に同じようにある選択肢ですから。
1回2名~5名の少人数で行います。
日ごろなかなか話せない不妊のことを想いきりおしゃべりしましょう♪
◆ 4月18日(木) 14:00~16:00
◆ テーマ:「妊活について」(ミニ講座つき)
◆ 2,000円/1人 (お茶とお菓子も)
◆ 場所:カウンセリングルームwith (大阪市北区中津)
※ お申込み時に、詳細な住所をお知らせします。
◆ お申込み: お申込
または mail★counseling-with.com ★を@に変えてお送りください
個人カウンセリング 50分 6,000円
カップルカウンセリング 90分 9,000円
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