こんにちは。
心理カウンセラーの ほりた たかこ です。
自分も経験した不妊に関するカウンセリングを専門にしていて
不妊体験者の自助団体 NPO法人Fine のスタッフでもあります。
昨日の日曜日は、このFineの任務の中でも
とっても大切で、とっても大変な
不妊治療施設認定審査 にいってまいりました。
これは日本生殖補助医療標準化機関(JISART) という団体が行っている
生殖補助医療施設の認定審査で、
医療の質向上をめざし、患者満足を高めることを目標として設立されました。
審査チームのメンバーは、医師、看護師、杯培養士、カウンセラー、受付部門
そして、私たち患者支援団体(Fine)代表、品質マネジメントシステム審査員により
構成されています。
何か月も前から審査の準備が始められます。
2か月前には、そのクリニックで使われているほとんどの資料が
書類チェックのために送られてきます。
分厚いファイルですが、
その資料を一枚一枚、全部JISARTの実施規定に沿っているかチェックするのです。
その中には、治療の同意書もあります。
先日から、凍結精子の破棄についての報道が流れていました。
◆ 凍結精子、病院が無断で保存中止 事実を知った妻は泣き崩れた ◆
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/19/frozen-sperm_n_7338444.html
記事のご夫婦は、ご主人のがん治療のため
治療前に、子どもを持つ可能性を残すために
精子保存の技術を使っていたということでしたが
現在は、不妊治療ではごく当たり前に使われている技術です。
旦那さんの都合が採卵日に合わない場合、
前もって凍結がなされるということは普通に行われています。
でもそんな場合も、JISARTの実施規定では、必ず同意書を取り交わし、
そのなかできちんと確認するようになっているので、
それを知っている私はニュースを見て、おもわず
「こんなのありえない
」
と叫んでしまいましたもの![]()
審査は、事前の書類チェックと合わせて
審査日にはクリニックにおいて、
患者さんが入るところをすべてチェックさせてもらいます。
普段のやり取り、治療の導線、書類の取り扱いも聞かせていただきます。
そして、 「患者グループインタビュー」 といって
実際に通っている患者さんたちに集まっていただいて
さらにより良いクリニックにするために、要望や感想等を聴かせていただきます。
私たち患者の声が、審査に反映される
ほんとうに画期的なことなんです。
ひとりではなかなか勇気を持って言えないことを
審査を通して、クリニックに伝えていくのが
審査チームにいるFineの役目なのです。
荷は重いですが、やりがいはあります。
一日へとへとになりますが、 患者さんたちの思わぬ本音を聴かせていただいて
こちらまで元気になることもあります。
昨日もとても貴重な経験ができた一日でした。
今年度はまだ審査が続きます。
「患者グループインタビュー」 へのご参加も募集していますので
通っているクリニックにポスターをみつけたら
クリニックに言いたいことを伝えるために、参加してみませんか?
*どこのクリニックでも実施している審査ではありませんので
通っているクリニックにポスターがあるときのみご応募いただけます。
JISARTに加盟している、クリニックはこちら で確認できます。

