もな目線


……………


クラス発表は、つい先ほどから始められたようで


大勢の人がクラスの書かれた紙の元に集まっていた。


私は、後方から押し寄せてくる人に流されながら


なんとか自分のクラスを確認することができた。



そして私が、やっとの思いで人の群れから抜け出したところで


みーがクラス発表の紙の近くにやってきた。


「もなー、クラスわかったー?」


「うん、1組だったよー。」


「そうなんや! うちも確認してくるっ!」


そう言ってみーは、群衆の中へ消えていった。


数分後、嬉しそうな笑みを浮かべながら


みーが走ってこちらに戻ってきた。


どうだった? と私が口を開く前に


「うちももなと同じやった!」


とみーが叫んだ。


あまりにも大きな声だったので


周りの人から一瞬チラッと目を向けられた。


「こら、みー! 静かにしなきゃダメでしょ?」


「うぅ…ごめん…普段はうちが叱る側やのに…」


「まぁいいや。しかし、みーとまた同じクラスか…嬉しいな…


ボソッと呟いたつもりが、みーには聞こえていたようで


「ほんまに! めっちゃ嬉しい! これからもよろしくしてな!もな!」


と言ってみーが微笑んだ。


その表情は、私にとって天使のように輝いていた。