もな目線
……………
「へぇ〜、ねるちゃんかぁ。あ、私は志田愛佳。 みーからはもなって呼ばれてるの。」
「みー…?」
ねるが不思議そうな顔で呟いた。
あ。 私も今気づいた
「ごめんごめん、うちがみーやで。 小池美波って言うねん! 」
「なるほど〜、もなにみーちゃんだね。 よろしく〜!ねるって呼んでねー!」
「ねるだね! あのさ、最初見た時から思ってたんだけど、ねるがさっき教室で一緒に寝てた子いるじゃん? あの子もねるも可愛すぎるんだけど! 」
「あぁ〜理佐のことかー! そう言ってもらえたら嬉しい! でももなとみーちゃんも、可愛いから人の目が集まってるよ? 」
「え、嘘!?」
「ほんとほんと」
私は周りを見渡した。
すると一斉に目をそらされたので、さっきまで私たちの方を見ていたということになる。
「まじか…」
「嬉しいんやら恥ずかしいんやら…複雑やねw そやそや、あの子理佐って言うんやなぁ。 あの子とも喋ってみたいわぁ」
思い出したように、みーが振り返った。
「理佐はね〜、いい子だよー! 」
「あはは、なんだかねるはお母さんみたいw」
「お母さんに任せなさい〜」
和やかな声で言うものだから、思わず笑ってしまった。
ガラガラ
教室のドアが開いて、先生が入ってきた。
「よっしゃー、じゃあ配布物渡すから、ちゃんと提出期限守れよ〜」
「あ、やば。 戻らなきゃ。 また後で!」
「ばいば〜い」
私たちは急いで自分の席へと戻った。
「そういや理佐まだ帰ってきてへんなぁ」
「何してるんだろうね。 」
そんな話をこそこそとしていたら、ガタンっ、という音がした。
音のした方を見ると、それはドアが開けられる音だったようで
理佐ともう1人知らない子が入ってきた。
「すみません、入学式のあと体調が悪かったんで保健室に行ってました。」
みーがこっちを振り向いた。
「絶対嘘やん…w 寝てたしw」
ほんと、平然と嘘ついてるじゃんw
「そうかー、これからは一声かけろよー」
「はーい」
「ふふふ…」
みーと顔を見合わせて笑った。
しかし、改めて見てもほんと可愛いなぁ。
「うん、君は?」
「あ、えっと、寝坊しました。 すみません」
「ちゃんと寝坊って言うんやなぁ、偉い…んかな?w」
「間違えただけでしょw」
寝坊した、という子も可愛い… このクラス顔面偏差値すごく高くない?やばいでしょw
「あの子も可愛いなぁ」
みーも同意見のようだ。
「おぉ、そうか。 ちゃんと連絡しろよー」
「あ、はい。 すみません」
理佐ちゃんと一緒に来てたから、理佐ちゃんと知り合いなのかな? いや、たまたま会っただけ? また聞いてみよっと
「おれは土田。 このクラスの担任だ。よろしくな」
「わかりました、よろしくお願いします 」
なんだか考え事をしているような顔だ。
「おれのことはちゃんと土田先生って呼べよー。くれぐれもあだ名とかはダメだからなw」
「Σ(・ω・;)ギクッ は、はい」
あ、どうやらあだ名を考えていたようだw
わかりやすい、面白いな〜w
「んじゃ、まぁ、自分の席についてくれ。 えーっと、右端の席だ。 おーい、長濱〜。寝るなよ〜。 お前の前の席のやつが来たぞー」
みんながねるの方を見た。
名字は長濱か〜、と思って私もねるの方を見たら
気持ちよさそうに寝ていた。
「寝てるやんwww」
「熟睡w」
「Zz┌( ̄〜 ̄)┐ムニャムニャ... んー! ふぅ。 え?」
あ、起きたw
「はぁ…おれこのクラスでやっていけるかなぁ…」
「あはははは」
みんな苦笑いしてるw
先生ほんと面白いw
「とりあえず平手は移動してくれ…」
「平手さんっていうんやなぁ」
「珍しい名前だね」
「理佐ちゃん含め、また話に行こ!」
「うん!」
なんだか話し声が聞こえてきた。
ねると平手さんが楽しそうに喋っている
もう仲良くなったのかな? はたまた理佐みたいに知り合いとか? もうわかんないw
と思っていたら、ねるが平手さんに抱きついた。
「おぉ〜」
「なかなか積極的やね」
誰かが喋っていたら、自分も許される気がする。
多分そんな理由で次第にみんなが喋りはじめたので、つっちーが注意し始めた。
ちゃんとしたとこもあるじゃん、と思ってしまったw