夜になると、私は無表情になる。

感情がどこにも見つからなくなる。

笑顔も、優しさも、どこかに置き去りにしてきた。


彼がどんなにいい話をしてくれても、

もう、私は頷くことさえ、しんどい。

無反応な私を見て、彼はがっかりしてるかもしれない。

そんな想像さえ、今の私には重たすぎる。


私だって、笑いたい。

私だって、喜びたい。

だけど、今の私は、もうそれを作るエネルギーがない。


だから私は決めた。

もう、人生の無理ゲーを終わらせる。


無理して笑わない。

無理して頑張らない。

無理して好かれようとしない。


私の魂は知っている。

私は、本当はもう働きたくない。

10億でも100億でも、手にしたい。

それがあって、初めて私は私を取り戻せる。


それを望む私は、ズルくも、ワガママでもない。

私は、私の命を守るために、望んでいるだけ。


私は、私を守るために、望んでもいい。

私は、私を笑顔にするために、望んでもいい。

私は、私を生かすために、無理ゲーを降りてもいい。


もう、私はこの夜に、

静かに宣言する。


「無理ゲー、終わり。」


私の心は今、空っぽだけど、

この静けさこそが、私の新しい始まり。