現在通信制高校に通っている長男は、姉同様に
「だるい、しんどい、起きれない」
という症状に加え、重度のたちくらみに悩まされていました。
起立性調節障害と診断されていましたが、
効果的な治療はありませんでした。
中学校にはほとんど行けず
いわゆる「不登校」状態に陥っていました。
それでも全日制高校に行きたいと希望しており、
息子の代理で夫と私と二人で
私立高校の合同説明会に参加しました。
聞きたいのは次の2点でした。
「うちの子は起立性調節障害です。
中学はほとんど行くことができていません。
内申点が悪いのですが、入試に不利になりますか」
「もし入学できたとして、何らかの配慮やサポートはありますか」
内申点に関しては、どの学校でも問題は無く、
受験当日の点数で合否を決定するとのことでした。
入学後の配慮については学校ごとに対応が分かれました。
中には起立性調節障害というワードが出てきた瞬間、
明らかに対応が悪くなる学校もありました。
「欠席が多いと留年か、中退になりますね~」
「特別扱いはできませんね」
と言われ、案内係の先生に視線を外されそこで話が終わってしまう。
大学進学に力を入れている学校ほど冷たい対応でした。
息子の発症でメンタル弱めになっていた私はもちろん、
夫も高校の先生の冷たい対応にがっかりしていました。
長男の状態では全日制高校へ行くのは無理じゃないか、
そう夫婦で話をしました。
それでも気を取り直して
他の学校の先生にも積極的に話しかけていったのです。
結果的に、長男は全日制高校へは進学できませんでした。
しかし、
この時の行動で、この病気に対するいろいろな気づきを
得ることができたのでした。