おはようございます。Pです。

 

 

シマダカフェ神楽坂の成り立ち。

 


そもそもはライブハウス、飯田橋スペースウィズが出発点でした。

プロミュージシャンを目指すアルバイトが、夢破れた店長になって数年。

コストカットとリニューアルで、経営もようやく安定しました。

ブッキング無くしてホールレンタル専門にしたので、今も昔も稼働率低いですが。


低空飛行でも飛べれば良しです。

そろそろ何か別の事やりたいなぁと。
ライブハウス一店舗だけだったら、私病気になったら終わりだなぁと。
優秀なスタッフいるのにもったいないなぁと。
じゃあ何か別業態やりましょうと。増やしましょうと。

そんな流れだったような。

プランニングは、何が出来るか、いくらかかるか、そういう事から始まりました。
2012/5/18(金)当時のメール本文一部をコピペします。

> ・防音設備を持った音楽施設(3000万~4000万まで)
> ・防音設備を持たないレンタルスペース(1500万~2500万まで)
> ・店舗型飲食業(1000万~1500万まで)
> ・それ以外(500万まで)

めちゃざっくりというかほぼメモです。

 

この時点では、ライブハウスやスタジオなんかも想定してたんですね。

 

忘れてました。

さすがにちょっと色々無理があるので、かなり早い段階で、次は飲食のお店を出す事に決めたと思います。

「カフェがやりたい!!」から始まった訳ではないのが、カフェで開業する多くの方々と少し違ってたのかもしれません。

次は場所(出店地域)です。

それはもう神楽坂

ライブハウスから徒歩10分。

人もたくさん歩いてる。

ブランド力もある。

そしてカフェが少ない。

いやあるにはあるんですが、私が好きな、洋食とスイーツと珈琲紅茶とお酒があるようなカフェが少ない

というかない。

じゃあカフェやろう、と。

↑はカフェというよりファミレスのメニュー構成だからなくて当たり前ですが、それが分かるのはもっと後になってから。
 

飲食店は専門特化してる方が強いです。
 

色々なとこに書かれてますよね。たぶんキホンです。

メニュー多いと使い勝手いいし間口も広がりますが、仕入仕込み調理のコストとオペレーションが追い付かなくなります。
全国チェーンのファミレスなんかは、一括仕入れとセントラルキッチンとレンチンだから成り立ってます。

シマダカフェの場合、二日間かけて作る神楽坂フレンチトーストを軸に、天然酵母パンのエッグベネディクトに、自家栽培ハーブに、地元焙煎のコーヒーに、フランス直輸入紅茶とスパイスに、ひとつずつ手仕込み手作りのフードとてんこ盛りのてんてこまいですが、もっともっと流行ってる専門店はいくらでもあるので、ビジネスとしてイチから考えるならそういうお店の方が有利です。

 

 

天然酵母パンのエッグベネディクト。

オランデーズソースと中身トロトロのポーチドエッグを大量に作って鮮度を保ったまま保存して、注文後に素早く提供するのはとても難しい。

コーヒーならコーヒー、スイーツならスイーツと割り切るべきでしょう。

但し、コーヒーもスイーツもテイクアウトの方が更に有利なので、特化しすぎるとそもそもカフェである必要が無くなっちゃったりします。

というよりも、ビジネス上の有利不利だけで考えると、そもそも飲食やる必要がないです。

2012年に予算全部株につっこんでれば今頃2倍です。

もし当時の自分の夢枕に立てるなら、そんなことより株とドルを買え!と言います。

愚かな私のことだから、聞く耳もたないと思いますが・・・。

結果論ですしね。

資産運用では無いので、動機が重要と言う事です。




お店を作って、メニューを開発して、たくさんのお客さんに食べてもらって、好きになってもらえて、また明日もお店を開ける事が出来る。

 

この場合の動機は、「やりがい」、あるいは「生きがい」と呼ぶ事も出来るのではないでしょうか。

 


長くなったのでまた次回!
 

 

■シマダカフェ神楽坂
■ライブハウス飯田橋スペースウィズ
■スナック&バー コスモス神楽坂