今年度初めての長滝ひろばでの活動


こんなに咲いてたかなぁって思うほどあちこちに色とりどりのまるっとした紫陽花がたくさん咲いていた。






川に入ることを見通して、川遊びセットを準備してる子がちらほらいた。

朝の会が始まる前に、川の様子を見に降りていく子たち。自然と水がある場所に集まってくる。

バラさんは確認するように自分の身体を馴染ませているようにも見えた。





川の近くで座ってると、年少Aちゃんがうっちゃん(私)に抱っこしてもらう。と言ったみたいで、すっとバイバイができた。

勢いよく流れる滝の様子を見て、泡みたいやなぁ〜と一緒に眺めていたら朝の会の時間になった。


朝の会で誰かがムカデだ!と見つけ、すぐさま年中Hがヤスデだよと教えてくれたそう。年中Iが持ってきた図鑑でムカデとヤスデを見比べて

ムカデは黒っぽくて足が赤い!こうして生き物を知識として知るのではなく、本物の体験として学んでいく。


森の子どもたちは、性教育を生き物で学べる。

生と性の教育。

どちらも日常の中で積み重ねていると振り返りの時に話していました。


朝の会が終わり、川で遊ぶ子、ひたすら紫陽花を摘んだり、落ちてる梅を拾ったり、カナヘビの為の虫を探したり、カエルを捕まえたり、、


私はAちゃんと紫陽花を摘んだり、梅を取りに行き、もう一回行こうと言われましたが、ここで見てるから取っておいで~と伝えると最初は無理、一緒にきてと不満気な顔をしてましたが、

最後は行くと決めて取りに行くことができて、戻ってきた時にいけたで!とすごくいい表情をしてました。




川遊びチームも、のいちごはまだちひろちゃん(スタッフ)の手を繋ぎながら一歩一歩進み、かりん、ばらは去年の感覚を思い出しながら水の流れや深さを確かめながら遊んでいた。







そして遊んだ後の着替えの様子を見てて、またこの時期が来たなぁ〜と思いました。

のいちごさんはゆっくりではあるけど、自分で着脱ができている。

年中K着替えがたくさんあるから、ズボンだけ出したいのに取りにくかったのか、全部出してまたそれを直すのがめんどくさくなってしまっていた。


着替えてからの給食の準備、食べ終わってまた片付けるの一連の流れでめんどくささが出てきたり、甘えて大人にやってもらおうと頼ってみたり、おしゃべりに夢中になっていたり、、


みんなで帰りの会をするためにはどう行動したらいいのか。


ちょっと背中を押せば自分でできる時もいれば、様子を見て少し手伝ってあげたら行動できる時もある。


給食のあと年中Hがカトラリーを直すのを手伝ってほしいと頼んできたので、どうしたのか聞いてみると、年中Iにごはんを飛ばされて嫌だった〜と話し始めて、

Iは靴下についていたごはんを取ったときに飛ばしてしまった、そんなつもりじゃなかったということを話してくれた。

二人で直接話し合うことはできなかったけど、それぞれがこう思ったよって私を介して伝え合うところまではできたのかなと。


その後ゆかさんからうっちゃん(私)離れてみてと言われたので、離れるとHもIも自分で片付け始めることができた。


帰り会の準備ができたつもりでも、持ち物が散乱していてまだ置き忘れている物がたくさんあった。

場所が決まってないからこそどうやって物と関わるのか、川遊びで持ち物が増えるとまた更に考えて行動していくことになるんやなぁ〜と思いました。








朝に当番に入ることが決まった今日。
前夜(夜中やった)にはまだはっきり決まってなく
明日そうなっても良いように心の準備はしていたけど
朝に当番が決まって
そこから保育に入ることへ気持ちを向けていって。
キャンプ場へ向かい、森へ入る。
炊事場で息子(1歳)を下ろし
トイレ前のジャグに一人で向かった時に、
あ、今の私むっちゃ思考優位になってることに気づいて。

深呼吸して
目を瞑り、風の音を聞く。
肌寒い。
ここで始めて
感じる方のスイッチが押されたのを感じて。

意識しないとスイッチは入らないなぁと改めて実感。
やっぱり
お当番も、事前にちゃんと心づもり、準備して、整えて入ること大事だ。

息子Eとお帳面のはんこを押しにいくと
22日の日めくりカレンダーの言葉

『見えている世界と見えていない世界。
石を通して
見えるようにしてくれた【心の世界】があった』

が目に入る。

今日はどんなことを通して
見えない世界に
子どもたちの心の世界に
出会えるかな
心を研ぎ澄まそうとコミット。



登園してすぐは
少しのザワつきを感じたけど
今日の小雨がパラつく、冷たい風が
火へと導いてくれて。
火おこしが自然と始まる。



まきちゃん(母)と駐車場でバイバイしてきた年少T。
Tを抱いてつれてきたひろちゃん(年中母)も涙目。
Tはまきちゃんを求めて泣いてるけど
ちゃんと心の奥ではわかってる。
応援したい。応援してる。
ちゃんとわかってる。
そんな強い意思をTから感じた。
ひろちゃんの涙も美しくて。2人の背中をさすりながら、愛の深さを感じて。

その後ろで
珍しく年長Yが大泣きしている。
『森が怖い~』
その時は、
こめちゃんも妊婦さん、最近の忙しさを想像して色んな感情がYの中にあるんだろうなぁっなんて思ってたけど、
振り返りで
森は1日たりとも同じ景色、状態はない
今日の森の景色、雰囲気があって
数日前、長滝で川遊びしてた日との寒暖差や
肌寒さ、雨で少し薄暗い森、
その違いをYはちゃんと感じてキャッチしている。
目に見える現象としては
大泣きする姿だけど
その内側では今日の森の自然の姿を感じている、自然と繋がってる。
これってすごく大事なこと。
何よりものリスクマネジメント。
感じる力、、
Y、すごいなぁ。





今日の雨降り散歩
息を吐くと白い息が出るくらい!6月なのに!
夏至を超えて一気に冬にベクトルが向いたのを表すかのよう。
炊事場に帰ってくると
年中Rくんと年長Kが
火を育てていて。
その火が何とも温かくて、美しく。
火と向き合う、火を育てるRくんは
淡々と、じっくり、的確に必要なタイミングで
息を吹き、薪をくべる。
その姿にしばし見惚れてしまう。
『Rくんの火、すごくあったかいし、きれいやわぁ』
というと
『KとEとTとしてんで』と教えてくれた。
自分だけでなく、ここにいるみんなで育てたよと。

炊事場はその火を中心に
すごく落ち着いていて、整っているのがわかる。心地よい。
隣では、折り紙を使って製作が始まる。
それぞれが内にぐっと向いているのがわかる。

散歩チームは少しざわざわしていたと
振り返りでちひろに聞いたけど、
炊事場に戻ってくると
自然とそれぞれのコーナーに吸い込まれていって。

あの狭い空間に
見た目はごちゃごちゃとしているけど
ちゃんと互いの存在を感じて
ぶつかってもおかしくない距離感を
何とも絶妙に入り交じってる。調和のとれた空間。
別々のことをしてるけど、互いに感じあってて。
誰かがほうきをもって
整え始めると、誰が声をかけるでもなく自然とほうきをもつ子が増えて。
あっという間に場所が整う。

晴れた日の
上のフィールドでの開かれた雰囲気とは真逆なんだけど
そのいつもの時間、過ごし方があるかこその
今日のこの姿に繋がって
この空間が作られるんだと。

ぶつ切りではなく
繋がってる。

エクスカーションの人からの質問で、
一番驚いたのが(いっぱい驚き、感動はあるけど!)
スタッフとお母さんとが
フラットに保育の場にいる、その場をつくっていることが考えられないと言ってて。

シンプルに
《子どもを真ん中》にすることが
遊びと暮らしとを繋げて
その周りの大人を繋げる
何も特別なことではなく
実はそれがなにより自然なことだと
話があって。

ここ最近の
私の中の人との関わりを通しての違和感や心地悪さ
全部【子どもを真ん中】に立ち返ると
シンプルに整っていくことも実感して。

自分であること。
でも
周りの仲間を感じて。影響し合いながら、その場が空間が作られていくんだなぁと
子どもたちの姿から改めて実感した。





Eの姿も
いつもお迎えに行った時の光景が
どんなプロセスを経てそうなってるのかが見えて、
いつもはいない私が
今どう在ればまた明日からのEの姿に繋がるかなぁとイメージしながら
関わったり離れたり。
けど
E、【のいちご】になってる!
【のいちご】をやってる姿に入園初期の姿からの変化に嬉しくもなって。

お母さん当番。やっぱりすごく面白いし、家庭とようちえんとが繋がる。
また
次のお当番までの日常を大事にして過ごしていきたいと思います。

森のおうちでのお母さん当番は久しぶり。




朝イチ、フィールド全体を感じながら、歩きました。

先週の大雨でむき出しの大地があるものの、シンボルツリーの根っこの隙間や、みんなで作った階段や溝に落ち葉がたまって、そこから緑が育っている。

キイチゴも去年よりたくさんの場所で実をつけているし、オオバコもたくさん生えていて、つい美味しそうと思ってしまう。

私たちが自然とどう向き合うかで、こんなにも自然は応えてくれるものなんだなぁと感じて。

それを感じさせてくれる大地の再生の日がまた楽しみになるし、風の草刈りを特別ではなく、日常にしたいと改めて思い、家に帰って忘れないように車に鎌を乗せました。


今日の保育はのいちごの子達と関わることが多かったです。




朝の会の後、椅子の片付けの時に。

きちんと椅子を重ねたい年少Sと、交差させて重ねたい年少E。

おたがいのしたいを通す中で、次第に手が出てくる。

Eのグーパンチが二発はいって、心も体も痛いS。

表情が歪む。

ぐっと、歯をくいしばる。

でも、泣かない。

自分の想いを貫く表情。

E。Sの表情からいろんな想いを受け取りつつ、Sはもう散歩に行きたいやろとか、話をはぐらかす。

Eの椅子をどうしたかったか。もわかるし。

Sに対してしてしまったグーパンチで、Sを悲しませてるのも感じてるE。

E、その後折り紙のチームに入って行く。

スッキリしてたのかなぁと思ったけど、ターナーのEの折り紙とのストーリーを聞いて、2人のやりとりは2人が離れた時に完結したんだろうなって感じました。

Sの今どんな気持ち?どうしたい?

そこに寄り添って、しばらく過ごしました。

薪を割ったりしながら…。

S自身、お散歩したかったんだわと思い出したみたいにお散歩チームに加わりたいと駐車場の方へ向かっていきました。


Sは、駐車場で年中Sちゃん、ゆかさんが収穫するキイチゴに夢中になりました。

私は、チェーンのところまで行って。

たくさんの生き物がそこにいて。

生きるがそこにある感じ…。

年長S。
スニーカーできたけど、長靴になりたい。

みんなと同じく、水の中に足を踏み入れたい。

長靴があるかもしれないと、荷物のところに戻りたいと話す。

年少Aちゃんも、みんなの姿を見て手袋をとりに行きたいと話してくれる、

そんな2人とフィールドに戻る。

リュックを、目の前にして振り返り、ひろちゃんトイレに行きたいと言うAちゃん。

うん行こうとロッジのトイレに向けう。

あー。のいちご〜✨

距離とか面倒だとか、本当にない。

自分の気持ち、目の前にある想いにまっすぐ。

のいちごって、ことばではなく、ありのままの感情でぶつかりあう。

キラッキラしてるなーーーー。って思う。




そして、去年の息子を重ねて感じ、息子の成長を感じました。

そして、息子の目線で森を見ると。

命、生きる。に、満たされていて。

先週のヤゴと息子のストーリー。
昨日のカナヘビの年長Tのストーリー。

森の生き物たちが、子どもたちに見せてくれる姿。命。

ありがとうの想いで満たされていました。

ランチの終わりに見つけたカナヘビ。

私が見つけたけど、捕まえた年長K。

そのカナヘビを家に連れ帰ったK。

Kの命との物語がスタートするなぁと感じました。