ウイズ東淀川5月レポート  パネラー 村上晃氏 | ウイズ東淀川のブログ

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平成6年7月から、東淀川区において結成された、コミニケーション・ボランティア・グループです。
奇数月の第二日曜を定例会とし、【共生】を理念として、共に語り・共に学び・共に遊んでみませんか「をキャッチフレーズに、誰もが集える」場を提供しています。

 5月8日、淡路自由空間倶楽部 において、村上晃氏「車いす使用者」をお招きし、【一人暮らしのこぼれ話】と題し、お話を伺いました。
 
☆村上さんは、先天性脳性マヒで、車いす使用者。さらに、少々言語障害があり ますが、一人暮らしをしている、アクティブな障害者です。私達障害者で組織 している「大阪市福祉教育語りの会」で、学校などへの「人権学習」に一緒に 活動しています。最近一人暮らしをされましたので、その四方山話をお聞きし ました。
 
 初めまして、村上晃です。よろしくお願いします。去年2月から一人暮らしをしています。一人暮らしを始めた経緯ですが、長い間母親と二人で暮らしていたんですが、母も弱ってきたので、私が障害者施設「エフォール」、※印参照 へ入所しました。ここで4年2カ月いました。この間に母親が亡くなって、自宅が空き家になり、自宅に戻ろうと決めたんです。施設に居ると24時間安心安全ですが、好きな時間に出ていったりすることができないという制約があります。週に2回のお風呂、決められた食事など、自由さはありません。そこで、自立生活センター「Flat・きた」で相談しました。一人暮らしに向けて、自立生活プログラムを2回体験し、一人暮らしに備えました。
 その他の改装は、寝起きする居室には耐震工事をしました。自分が考えていたことでは、いろんな不備がありました。家族の意見を取り入れて、改装したんです。去年の1月半ばに改装を終えましたので、2月に自宅に戻りました。ヘルパーさんは平日朝の9時から来ています。平日は生活介護事業所「ぜんかい屋」*1参照へ行っています。
 
Q : 介護時間は足りていますか?
A : 時間数は市町村で異なりますが、大阪は多いように思います。それでも一人暮   らしの全介助者には少ないと思います。

 筆者からーー語りの会に時々出席されますが、介助時間のため、定例会を中座され、   早引きで帰られることがありました。
筆者からーーウイズ東淀川にも時々参加いただいているEさんが、義兄にあたると聞   き、障害のことに関してよく御存知だったのが、理解できました。「今回も参   加いただきました。」
    今回、久しぶりに参加いただいたMさんも、昔からの友達だと聞き、これま   たビックリ!世間は狭いものだと実感しました。
    また、村上さんも以前から森田真千子さんのグループ「ごんべい」のメンバ   ーとして活動されています。10数年前から、私もごんべいの活動にもウイズ   として協力していましたので、村上さんとは関わりを持っていたことになりま   す。
 
*1 みんなの「ぜんかい屋」だよ
  さをり織り・手芸・外出活動
  ふれあいフェスタ 去年は11月7日(土曜日)でした!
  みんなの独り言  心を澄ませて 心の声を 聞こうよ
 
  ヤッホー・皆さんお元気ですか?
  私たち、ぜんかい屋のみんなは、とても元気です。
 
   今年は、2月と3月には、ボランティアの村尾さんの所にどんぶり物や、お寿  司を食べに行きました。とても、美味しかったです。
 
  ゆめ風中学生 プロジェクト
  など多彩な催しを行なっている作業所です。
 
*障害者支援施設「エフォール」
「エフォール」は、複合福祉施設「メゾン リベルテ」内の身体障害者療護施設とし て平成7(1995)年6月に開設され、平成22(2010)年4月に障害者支 援施設へと移行しました。
 主として日常的に介護が必要な重度の身体障がい者の方に、日常生活全般にわたる 介護・支援を提供する施設です。個別支援計画に基づいた伴走型支援を推進してい ます。また、地域で生活される障がい児・者の方へ短期入所サービスを提供してい ます。短期入所用居室はすべて個室になっており、利用される方々の生活パターン ・ 利用目的に対応します。「メゾン リベルテ」に併設された高齢者施設・在宅サ ービス事業所と協働し、地域の福祉ニーズに対しても取り組んでいます。