開店前についてしまって
陰に停めて
スマホいじってたら
隣の窓を開けた車から
大きな声が聴こえてきた。
「おばあちゃん、あなたの気持ちもわかるよ。
私も、いろいろあった。
人には、言わんけど
車に乗っては、涙流してたのよ」と…
ん?
私みたいだ…
少々聞き耳をたてる。
(
「歯がゆいだろうけど
もう、なにも言わない方がいいよ」
「私もね、うちのばあちゃんを
デイサービスに預けてよかったのかと
未だに思う時があるのよ」
内容は、よくわからないが
嫁姑の葛藤…のこと。
なにやら、一緒に来た
近所のおばあちゃんらしき人に
アドバイスをしてる。
同じ思いをしてる人
いるんだ…と、しんみりなった。
開店して
車から出てきた、その人を見ると
あちゃー(+。+)
近所の人よ。
年が、離れてるから
あまり付き合いないけど
おとちゃんの、昔の会社の方で
とても、優しい、素敵な人♪
影ながら、尊敬してる人。
あー、この人にも
こんな苦労があったのか…と
きっと、私も相談したら
親身になってくれるだろうな。
でも
聞かなかったことにするために
少し、時間を置いて
私は、車から出た…。