言葉… | 一歩ごとに・・・

一歩ごとに・・・

人生、行きつ戻りつ
なかなか、成長に至らないけれど、その都度模索しながら、進んでます。

30代の頃
一年に一度ぐらいしか会わない
遠い親戚の人から

「お嫁さん、傷つかない?」と
言われた。



その頃、私は鈍感でアセアセ

もう、いろいろとあったころだったけど


少し考えて
「う~ん、そんなに…
食事も、美味しいって
食べてくれるしねぇ…」と言った。

もちろん、ほんとのことも
言えなかっただろうけど…



その人は入院中に
義母さんが、病室に入ってくるなり
家族のことをいろいろと
言われたそうな

上から目線で…

「とても、傷ついた…」と。

それでなくても、病気で
弱ってるのに…



その人は、私とひとまわり以上
離れていたけれど

とても私を
理解してくれる人で

そして、私も
その人の前向きさに
力をもらってた。



いつか、一緒に食事に行こうと
言ってくれた。




だけど、その人が倒れた。
脳の手術の後、お見舞いに行った。

もう、言葉も出せない。
寝たきりだ。




義母さんが、手を取って
「○ちゃん、頑張れよっ!」と言った


その時


その人は、その手を払った。
いや、スルッと離した感じ…に見えた。




意識が、あるのかないのか?!





だけど私は




嫌だったんだろうな…と思った。





勝手にそう、思った。