イメージコンサルタントの鈴木裕子です。
①の続きです。
お越し下さったK様。
K様は7歳で視力が0.1以下となり、
その後視界は正面は全く見えず、両サイド
からぼんやりと見えるのみとなり、日常は
白杖を持って生活し、マッサージ師として
お仕事をされてます。
もっとたくさんの方へマッサージを通して
心身共に楽になって頂き、施術でも取り入
れているアロマの講座等も開催していこう
と個人サロンを持つ準備もされており、
とても意欲溢れる明るい女性。
ですが、『目が見えない』ということで特別
に扱われてしまうことに対し
「もっとしっかりしないと」と人との距離を
置いてしまうこともあったりしたそうで、
マッサージ師になったことで人との交流
が増える中「頼れるところは頼ろう」と
自分に許可を出せるようになったそうです。
そして、今後のご自身の目標に向かって
行く中で
「目が悪いからと制限していた世界から
一歩出て、今まで出会わなかった方々
との交流をもっと楽しんでいきたい。
そして仕事、日常共に頼られる女性に
なっていきたい」
と明確な理想をお持ちになられてました。
K様のミューズ診断の結果は
1位 スポーティ女神
2位 妖精
3位 クラシック天女
ご本人はかっこいい、しっかりしたイメージ
のある女神があってほしいと思われてた
ようで(女神さんは残念ながら要素が
全く無かったのです…)、その時の落胆ぶりは
印象深かったです。
(とても素直でチャーミングでありました)
診断結果を基にK様へご提案させて頂いた
のは
『爽やかさ漂うスタイリッシュな女性』。
メインを爽やか・クリアな妖精にし、
サブとして洗練された・きりりとした
女神を取り入れました。
前述通り、K様は女神要素が全くないので
無理では…と思われますが、サブまたは
アクセントとしてなら取り入れることが
ミューズでは可能です。
ご同伴頂いたご友人にもご参加頂き、
ミューズドレープでメインを妖精、サブを
女神にする表現方法を体感頂き、妖精の
スタイリングでの色・形・質感やサブとして
アクセサリー、ネックレスなど小物使いで
どう女神を取り入れるかをお伝えしました。
(ご友人は丁寧にメモ、写真をとって下さり
K様も感謝されてました)
レッスン後のK様がこちら。
ヘアスタイルは重たくならないよう、空気感を
意識し毛先に少し動きを持たせ、メイクは
眉にきりりとした印象をもたせ全体は透明感
あるメイクにしました。
~K様のご感想~
自分にはこれしか似合わないと決めつけて
いましたが、他に可能性があるんだと思い
ました。
思ってた以上に自分に似合うものや、よく
魅せる方法をわかりやすく教えて頂けた
ので良かったです。
日常へ活かせるようにちゃんと取り組んで
いきたいです。
普段のお洋服はお母さまがK様がに似合
いそうなアイテムを選んで下さってるとの
ことで、(この日のトップスもお母さまセレクトで、
妖精要素が含まれていることに母の凄さ
を感じました)
ご友人も「お母さんに今日のメモ渡して
伝えるし、私もインプットしたから一緒に
選びに行こう!」と早速楽しんで頂ける
ようでした。
K様のレッスンを通して、私自身障害に
対しての認識の低さを痛感し、知ろうと
いうことが大事であり、K様のハンデは
ハンデと認めた上で、可能性に挑戦して
いく姿に心動かされました。
やってみたいことに素直に挑戦する。
結果はその後に付いてきて、その経験は
かけがえのない財産になる。
そして先に結果を出してしまいがちで、
良し悪しと判断もしがちですが、全て
後に活かされると思うことが大事なんだ
と学ばせて頂いたレッスンでありました。