受け継ぎたい美意識~故郷の愛媛に想いを馳せて・・・ | 酒井淑恵のブログ

酒井淑恵のブログ

年齢を重ねる毎にやる事を増やすのではなく、減らしていく。
どなたも再現できるシンプルで豊かな美しさのレシピを綴ります。

酒井淑恵でございます。

去年の終戦記念日に放映されたBSフジ「皇室のこころ2015~夏~」
をみてまして偶然に発見した酒井の祖父の姿・・・

夫はTVを観ながら「おじいちゃん!!」と叫んでおりました。
戦後に行われた昭和天皇全国巡幸の旅で愛媛に来られた時
酒井家の祖父がご案内された時の模様が映し出されておりました。

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私は酒井家に嫁いで30年でしたが、全くこの事は知らず
姑に尋ねました。

すると、
「お義父さまは愛媛の復興
日本の復興を陛下にお約束されたそうよ」

と教えてくれました。
その当時は姑もまだ酒井家には嫁いでおらず、女学生でございましたので
嫁いでから聞いたのでしょう。

注目すべきは昭和天皇の前で日の丸を振っているのは
全て若い女性でございます。

そうなのですね・・・
女性の力が日本の復興を担う。
酒井の祖父は工員として働く若い女性に
学問の大切さも伝えていたようでした。

私はその想いも受け継いでいきたいと思いました。
縁あって酒井家に嫁いだのですから日本の復興を昭和天皇に
お約束し、実現された祖父の想いを何らかの形で受け継ぎたい。

私がSUTEMATSUカレッジに託した想い

私達は当たり前に現代社会を生きていますが
今、このように自由に生きられる社会を創ってくれた
方々の存在を忘れてはいけないように思います。

 必死で日本を守ってくれた方々がいます。
 また、生きたくても生きれなかった方々
 オシャレも恋もできなくてな亡くなった方々

いえ、、現在でもそうでしょう。
様々な事情、理由があります。

自分という個人で考えみても
私をいう人間を育ててくれたのは本当に沢山の方々ですもの。

それを自覚する瞬間は至る所にあると私は思います。

私の例で申し上げますと
5月実家のある愛媛に帰りました。
今年もお盆は帰郷致します。

もう両親はおりませんが、兄家族と親戚がいますので
帰郷する度、必ず親戚を訪ねます。

その中で一番喜んでくれるのが亡き母の姉の叔母でございます。
去年はまだ元気でしたが、今年は起き上がる事ができませんでした。

(去年のお盆の時の叔母でございます)

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ですがそれでも訪ねると変わらないいつものセリフ・・

「とこちゃん、ようきたね。
 さぁ、ジュース飲んで」
と変わらない笑顔でまずおもてなしをしてくれます。

兄と行き、色々話していると
「みっちゃん(兄の名)冷蔵庫にオロナミンがあるから
 オロナミン飲んで・・・」
「お菓子がそこにあるから食べて」

これ3回は言ってました。笑
そして、別れる時は「ありがとう、また来てね」と泣いてくれます。

叔母の言葉、笑顔、光景はずっと私の記憶に残ると同時に
私に受け継がれていくのですね。。

受け継がれていくもの、いえ、受け継ぎたいもの
それは、年老いた叔母の優しさであり、もっと言えば

日本女性がずっと文化として持っている美意識と思います。

叔母は何歳がきても叔母らしく、甥や姪を気遣い労わる
自分の方が気を使ってもらわないといけない状況なのに・・・

叔母が持つ叔母としての美意識は変わりません・・・
そして、私は叔母の、いえ母のそして祖母の美意識を
受け継いでいきたいと思います。


その為に私は女性として美しくありたい

女性は女性らしく
男性は男性らしく
母親は母親らしく
子は子供らしく
先生は先生らしく
生徒は生徒らしく、、、

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時代の変化に順応すべき進化した「らしさ」と
変えたくない受け継ぎたい美意識の「らしさ」

また終戦の日が近づいて参りました。
日本人として生きてる私達・・・

日本女性としての誇りを失わないように
皆様と共に学びたい。そう強く思います。
宜しくお願い致します。


酒井淑恵