魔女とレヴィ 第9話 君の手が
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あの出会いから、一年が過ぎていた。
寒い季節になっても、この庭にはいつも穏やかな空気が流れている。
主である百合夜が、大切に、細やかに手入れを続けてきた庭。
その庭全体を、風の結界がやさしく包み込むように守っていた。
あの日、大暴れした大気の妖精は、今では大樹の良き友であり、家族だ。
日々、百合夜の庭の空気を清らかに保っている。
今日も百合夜は、静かにハーブ薬を作っていた。
寒くなると、“インフルエンザ”という風邪が流行るのだと聞いた。
「レヴィ、乾かしてあるエキナセア、取ってくれる?」
「ああ、これか?」
天井から吊るしてある束を手に取る。
「あと、瓶の中のエルダーフラワーとカモミールも。それから……解熱用に、ペパーミントとリンデン」
レヴィは、言われた通りに材料を揃えていく。
「本当にありがとう。前はずっと一人でやってたから……すごく助かる」
そう言って、百合夜はレヴィを見上げ、柔らかく微笑んだ。
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